今週のジャンプ・デスノート

Σ（￣□￣;;;）！！
Σ（￣□￣;;;）！！
Σ（￣□￣;;;）！！

いやぁ、この展開はまったくもって予想外。まさに死神も月ま
でぶっ飛ぶ衝撃って奴ですかぁ～～ッ！？
『舞－ＨｉＭＥ』の豪快な展開もそうですが、まったくもって
目が離せません。主人公はもちろん、いやし系ヘタレキャ
ラの行く先が気にかかります。松田さんとかなつきちさんとか
松田さんとかなつきちさんとか松田さんとかなつきちさんとか（ぉ。
そんなわけで
ネタバレ注意ですよ( =゜ω゜)ノ。

ワタリはやはりレムに殺された様子。最期にコンピュータのデ
ータを全て消去して息絶えます。死神がやったことではないか
と察した竜崎もその直後に倒れます。
竜崎をだき抱えるライト。そのライトの一世一代のダークスマ
イルを見て竜崎は、キラである事を確信するもそのまま息絶え
てしまいます。
病院に向かうも竜崎死亡確定Σ（￣□￣;;;）！！。
捜査本部の片隅にレムのなれの果ての砂。そこからレムのデス
ノートを回収したライトは完全な勝利を確信。
ううむ、重要キャラを三人、わずか一週であっさりと殺してし
まうとは。
恐るべし『デスノート』！　いや夜神月！！

しかしジャンプの漫画である以上、ある事が気になります。
「竜崎は本当に死んだのか？」
感動的、あるいはショッキングに死を演出しておきながら、ほ
いほい生き返るのがジャンプ漫画の常です。そういう視点で見
るといささか怪しいところが散見しますな。
まずは先週号のレムのモノローグ「その人間が死ぬまで……」
「４０秒以内なら他の……」。素直に解釈するならワタリを殺
してミサの寿命を伸ばしても、（レム自身が消える）４０秒以
内なら他の人間（竜崎）の名前も書けると解釈できますが、そ
れならまず竜崎の名前を優先するはず。
そして竜崎の死亡確認まで二時間かかっている事。ライト自身
がその場に立ち会ってないことでしょうか。特に後者は慎重な
ライトらしくない行動です。

「４０秒ルール」となると、すでにコミックスで公開されてい
るデスノートの使い方では「名前の後に４０秒以内に死因を書
くとその通りになる」
「心臓マヒであっても４０秒以内に死亡時刻をかけば行動を操
れる」
あと気になったのが
「病死と書き、死の時刻指定をしない場合、死を操るのは２３
日間ルールは適用されず、その病気に死ぬのに適した時に死ぬ」
辺りでしょうか。
もしも竜崎が死んでいないとすれば「竜崎の名前だけを書き、
あるいは心臓マヒと書き」「竜崎が完全に死亡する前に、死因
を進行の遅い病気に書き直す」「すると心臓マヒはキャンセルさ
れ、竜崎はその病気で死ぬまでは生き延びられる。しかし結果的
に死は免れられない」
なぜレムがそんな事をするのかというと、やはりミサの幸せを考
えての事かと思います。ミサが残り寿命を幸せにすごすには、ラ
イトが目的を達成してしまう事、暴走してしまうことは避けなけ
ればなりません。それが出来るのは今のところ竜崎だけ。
しかし竜崎は事実上、ライトの監視下にあるので自由に動けない。
まず竜崎をライトから自由にしなければならない。だが完全に自
由を与えるとすぐにミサが捕まる可能性がある。だから先にワタ
リを殺して捜査能力を制限してやる。いくら竜崎でもワタリを失
い、自身が殺されかけたとすれば、捜査体制の立て直しには時間
がかかるでしょう。
また生き延びた竜崎が再び捜査を始めたとしても、彼がレムによ
り不治の病に冒され余命幾ばくも知れば、ライトも無理はしない
と考えたのではないでしょうか。
ここでミサの余命≒竜崎の余命と考えればレムの目的は達成され
ます。
竜崎が生きている間、ライトも無茶な事はしない。ミサと竜崎が
ほぼ同時に死ぬことになれば、その後ライトがどうなろうとレム
にとってはどうでもいい事なのでしょう。
竜崎がまだ死んでない事を知ったライトが、レムのデスノートか
ら竜崎の名前を探し出し、新たにデスノートで殺そうとしても
「先に書かれたものが有効」というルールが適用され、竜崎は殺
せません。少なくとも余命の間は竜崎はデスノートで殺される事
はないのです。
また死の直前の行動は操れるので、レムが何らかの方法で竜崎に
このトリックを伝えた可能性もあります。そうなると余命幾ばく
も無いと知った竜崎とライトの対決という事になりますが……。

予想がことごとく外れるのが『デスノート』だからなぁ（＾＾；。
前にも第三のキラを見事に外したことが有りますから私(^^ゞ。
本当に竜崎が死亡して第二部突入とかになるかも知れません。
でもラオウ亡き後の『北斗の拳』のような展開は避けて欲しいと
ころです。