庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
スケジュールは毎月一日に掲載。アクセスカウンターは2010年1月1日より集計。

『エウレカセブンAO』第19話

2012年09月11日 22時37分42秒 | Anime・特撮
アオをはじめとして作中人物が「シークレットは味方ではないか」と悩むのがなにかピンと来ないんですよね。
そもそもシークレットがクォーツと融合爆発を起こして周囲に多大な被害を巻き起こしていたのは事実ですから。少なくともシークレットにとっての優先順位は「スカブコーラルの排除>人間の生命、財産」なのは確かでしょうから、敵とは言えないまでも味方と断ずる事はできないんじゃないかと。まあ一歩譲ってもせいぜい天災みたいなものですよねえ。台風は人類にとって敵か味方を論ずるようなもので余り意味はないような気もします。
またアメリカに現れたシークレットは当初、人間を認識していなかったにもかかわらず、トゥルースの策略で人間を認識するやいなや、反撃してきたわけですしねえ。あの時点では、シークレットが徐々に人間の存在を認識してくるのかと思っていたのですが。
もっともシークレットがスカブと同様、時空間を超越した知覚を持っているのならば、種としての人類の存続には協力的でも個体としての人間の生命には余り関心がないとも解釈できますけど。

スカブコーラルが人間と接触、コミュニケーションを取る為にコーラリアンを生み出したように、シークレットもトゥルースを生み出した訳か。もっとも情報をいくらでも入手できる立場にありながら、トゥルース自身がその可能性に気付かなかったのは、やはり自身で否定したかったからな。ブラン社長がヨハンソンの著書を読んで気付いたのですから、他にも気付いていそうな人もいるような気もします。
「導くものと導かれるもの」の逆転がトゥルースとナルの間でも起こりましたな。

またエレナもはっきりと異世界からエウレカに連れられてきたと断言。こうなるとエウレカがなぜこの世界へエレナを連れてきたのかが気になります。エレナは別世界のエウレカの娘で、トラパーの影響で生きられない娘をこの世界へ連れてきたという事か?
仮にそうなるとエレナがレントンとまったく似てないので、父親が誰なのか気になりますが。まったく無関係の少女という可能性も捨てきれないか。

クォーツガンを盗み出そうとブラン社長に化けてゲネレシオンブル本社に潜入していたトゥルース。フレアに見破られ、駆けつけた本物のブラン社長による捨て身の策略で残ったクォーツを叩き付けられ融合爆発。
まぁ予告編にトゥルースいたし生きてるんでしょうな(^^;。もっとも顔全体は見えず、何か女性っぽい雰囲気だったので、ナルと一体化したのかも知れません。
しかしブラン社長もあのタイミングで現れ、あんな仕込みをしていたとか、遅かれ早かれあの場にトゥルースが現れるのを予測していたとか思えません(^^;。自分の死後、会社の契約をフレアに譲るよう遺言していたみたいですからねえ。

連合軍超大型IFOは「エイブラハム・リンカーン」だそうですが、アメリカ軍が戦車に陸軍軍人の名前をつけてる例があるとはいえ、このような量産型航空戦術兵器に大統領の名前を付けるのはなにかピンと来ませんねえ。空母ロナルド・レーガンがある以上、ほぼ同様の空母があの世界にもあるでしょうから、空母アイゼンハワーだけではなく、空母エイブラハム・リンカーンもあるでしょうし。2025年が舞台のようですから、退役後に改めてIFOに付けられたという事なんですかねえ。