『エウレカセブンAO』第18話

「アイゼンハワー」と言われると現実にも存在する空母アイゼンハワーなのか、作品世界の連合軍ＩＦＯアイゼンハワーなのか分かりませんな。あの世界には空母アイゼンハワーは存在しないんですかね。

そう言う点も含めて、シリーズ構成の會川昇さんが最近特撮のお仕事が多かった為もあり、この作品、ストーリー展開が何か特撮っぽい感じがします。まあ特撮には関わった事がないので、推測でしかないのですが、特撮というのは最初にかっちりとしたストーリー展開を決めておくのではなく、前半に後々使えそうな布石を置いておき、後半は必要に応じてそれをチョイスして話を進める場合が多いような気がします。ほとんどの作品が４クールという長丁場。玩具優先の展開もあり、最初にストーリーをしっかり決めて置いても、その通りには運ばない事が多いからかも知れません。最近は少なくなった、４クールのオリジナルアニメもそのような作り方をしていたようですし。「アイゼンハワー」の件もそれが原因なのかなとも思いました。

「ＩＦＯは子供しか動かせない」のですが、連合軍のＩＦＯはどうなのかと思っていましたが、今回になってようやく連合軍側のパイロットも子供だという事が判明。タナカ大佐が妙に子供の扱いになれていたのはその為か。そして空母ロナルド・レーガンのＩＦＯ部隊のパイロットは、元（？）世界ではチームゴルディロックスに所属していたマギー・クァン。世界中に何人いるか分からない名前ですから、ゲオルグが検索できなかったのも当然か。まぁ子供を兵器に乗せる事に、連合軍が後ろめたさがあるなら名前はもちろん、プロフィールも公式記録から抹消してるかも知れませんな。

フレアが蚊帳の外と思っていたのですが、蚊帳の外と言うよりは積極的に周囲と関わらないタイプだったのか。まぁ上のように「前半で取り敢えず布石。後半で使えるものを回収」という方針で作っているのなら、本筋に関わってこないので、周囲と距離を置くとしたのかも知れませんが（＾＾；。
そしてエレナがミラーを殺害して入れ替わっていた事も判明。しかしフレアはそれを告白されてもスルーしてるのですが、今後どうなるんでしょうか。
フレアとガゼルのフラグもここで回収されましたが、まぁこの件はこれ以上は発展しないかな。しかしあの状況でフレアがアオを救出に向かうようけしかけたとガゼルが言っても今いち説得力がありませんな。フレアが自分の所へ来るのを見越してレベッカに電話をかけていたのか（＾＾；。
ガゼルはこの手のお話に一人いると重宝する便利屋キャラで、普通は結構おいしい役どころになることが多いのですが、何かぎこちないんですよねえ。

ラストシーン、エリア５１から離陸するのは超大型ＩＦＯ？　予告編からすると複数存在するようですが、マギーが乗る事になるのか？　そろそろゲネレシオンブル地下に隠された謎のメカも出てきそうですな。

ところで空母ロナルド・レーガン艦内でノアがジェリービーンズを頬張っていたのは、故ロナルド・レーガン元大統領の好物がジェリービーンズだったというのがネタですかね。