SASHIMIMAMA-since2006-

子3人、離婚しました。
2012 急性骨髄性白血病M1
化学療法で寛解維持

運命

2013年11月25日 | 作品集
小学校区内に小さなギャラリーがあって、そこに小学生の絵がイベントで飾られました。
これは長男の作品。何の絵が飾られてるか聞かされてないと言うので見に行ったら
こんなかわいい作品で胸キュンでした゜+。:.(*’▽`人)゜.:。+゜


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うちのおじいちゃん(主人の父)は脳こうそくサバイバーです。

今年の初め、私が最後の地固めで入院中のころ、食べ物が呑み込めなくて声が出しにくい、って訴えて、
調べた結果、脳こうそくが原因だとわかったのです。
すぐに入院して、治療と嚥下のリハビリを経て、当初の医師の所見よりもかなり早く退院しました。

昨日は、おじいちゃんと一緒にギョーザを食べました。私の手作りです。
いつものギョーザ、昨日は110個作って、長女が風邪で食べなかったので珍しく38個もあまったよ~(笑)

その食卓の会話でのこと。

主人「おやじ、病院は次はいつ?先生はなんか言ってるの?」

私「そういえば、お父さん、脳の検査はされてるんですか?」


すると出ました。おじいちゃんの強気発言(@_@。


じい「外来なんて薬もらうだけだよ、検査なんて何でする必要があるわけ?

   なんやかんや調べたってなるようにしかならないんだから。それが運命!!」

ま、たしかに・・・。
割といつもこんな感じなんです。おとうさんらしいな、この調子なら大丈夫かしら?



で、運命といえばですが、私も家にいてヒマなせいかいろんなこと考えるんだ。

もし輸血や抗がん剤がこの世になかったら、私の寿命は2012年の7月くらいで終わってたかもしれない。
それが運命だった。
でも今、こうして、生きてる。
なんだろうなあ、不思議だなあ、、、なんてね。


いままで何度か記事やツイッターでつぶやいていますが、

「おまけのような命」

市川團十郎さんの言葉です。「がまんしなくていい」っていう本にエピソードが載っています。


おまけのような命で、生きている、ただのガミガミばばあだけど、
子供たちは私がいなかったら、やっぱり悲しいだろうなあ・・・。
ネコもくわないケンカばっかりだけど、主人もさみしいだろうなあ・・・。


おまけのような命で、今の生活を、この目で見て、記憶している。
この長男の作品も、この命がなければ見ることはなかった。
長女の中学校での友情秘話も、次女の日々のお茶目なセリフも
いろいろなそれはまた思い出として記憶され、先々の試練や困難を乗り越える糧になるんだろうな・・・。


輸血と抗がん剤で、私の運命は変えられた。
どうせならいっそ最初の運命のままに、途絶えてしまいたかったと、思った時もあったけど

どこかの神様が引き伸ばしてくれた寿命を、変えてもらった運命を
受け入れて生きていこうかな、と、思ったのでありました。


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4 Comments

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こんばんは(^^)v (ユキヒロ)
2013-11-25 23:04:34
「チューリップのきょうだい」
とってもステキな作品ですネ♪
純粋な作品は心に沁みます。

もう1回、球根から始めてもいいですかね?
かならず明るい花を咲かせますから。
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ユキヒロ さま (さしみママ)
2013-11-27 01:32:16
もちろんですとも!!
私もじりじりゆるゆる、這いあがってみる!!

うちにある花の育て方の本にはこう書いてあります。

チューリップ:鉢植えは室内でも管理できるが冬の寒さに当てないと開花しないので1月中旬位までは屋外に置く

地面の下で寒さに耐える時期も必要ってことだよね(*^^*)
ここ読んだとき感動して花を見るたび思い出してる!

それと、ウチの子の作品、
ほ、ホントですか?ステキで純粋で心に沁みますか?
いや~、それほどでもぉ~("▽"*) イヤン♪(←くれシン風)

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Unknown (デコマル)
2013-11-27 03:09:20
息子さんへ
心優しい持ち主だね^^
キュン(^^)v


治療のお陰で運命を伸ばされているのかも
しれません。
そういう母ちゃんだって今の術式でなければ
きっとまともに手を上げて生活できないだろう。

病気をして一番強く感じた事。

人は生きているのではなく
人生の最期迄生かされている。

そう強く感じました。

生かされている事に感謝をし
元気な姿を周りの人に返していきましょうよ^^
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デコマル さま (さしみママ)
2013-11-28 11:52:31
コメントありがとう!!

>人は生きているのではなく
>人生の最期迄生かされている。

このことについては病気をする前からよく見聞きするものではありました。どなたもそうだと思います。

もちろん、輸血・化学療法のみならず
外科手術や投薬などでもそうですが、
現代のような医療もしくは衛生環境等々あってこそ生きられる命で生きている人がどれだけ多い事か。

恥ずかしながら、自分がその立場に置かれるまではあまり深く考えなかったです。
けれど逆を言えば、デコマルさんのおっしゃる通り
病気になって強く感じることであるのかもしれず、

「生かされている事に感謝をし」ていくことを実感できたとき、病気の体験も自分のなかの一つの生きる力になっていくのかなあ、と、思いを巡らせています。

↑なにがなんだかわからない文章かな・・・スミマセン^^;

白血病になったとき、消化器系のがんサバイバーの方から

「キャンサーギフト」

という言葉を教えてもらい、その意味がいつかわかるようになることを夢見て治療も長期入院もがんばってきました。
いまもまだ、意味はわかっているようで、わかっていないのかもしれません。

けれど、出会った人、励ましてくれた人、力をくれた全ての人や物事に感謝していく気持ちは大切にしなければいけませんね。

>元気な姿を周りの人に返していきましょうよ^^

ありがとう、
こうしてここに言葉を残してくれたデコマルさんには特別、

『元気な姿を倍返し!!』

したいです(^_^)/
デコマルさんのブログにもまた遊びに行きますね。
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