メモがてらこちらから
- 日本の所得格差(ジニ係数)は図のようにOECD諸国の平均よりやや高い程度で、最近は低下している。
- 市場所得の貧困率はOECD諸国の平均より低いが、所得再分配後の貧困率は第4位である。
- 特に若年層や非正規労働者の貧困率が高まっていることは懸念すべき現象だ。
- 貧困率が高い第1の原因は、政府の社会保障給付(児童手当・失業給付・生活保護など)および税による再分配が少ないこと、第2の原因は正社員と非正規労働者の賃金格差が大きいことである。
気になるところは、所得再分配後の貧困率が第4位であるところ辺りだろうか。これは、やはり日本が社会保障政策に力を入れていないことが原因で日本がこの分野で更なる努力を必要としていることを示しているだろう。