有田和正先生の『「ネタ」開発ノウハウ』から紹介します。
有田先生はネタ開発の名人。
その有田先生が紹介する、3年生のネタの例を列挙してみます。
学習指導要領も変わり、時代も変わっていますので、すぐに使えないものもありますが、発想を学ぶことで応用できます。
見てみましょう。
1 学校は高い所にあるか、低い所にあるか
2 ○○通り(駅前通り)と□□通り(工場の多い通り)は、どんな違いがあるか問いかけ、通りによって特色があることに気づかせる。
3 住宅街の薬局と、商店街にある薬局とはどちらが広いか、と切り込み、商店街と車利用の郊外型の店舗の違いに気づかせる。
4 「デパートは、地下に食品売り場があり、上の方に食堂があるのはどうしてか」、と問いかけ、デパートの売り場の特色に気づかせる。
5 「デパートの売り場を横にしたらどうなるか」と問いかけ、横にすると商店街になることに気づかせる。
6 「商店街とは、店が何軒ぐらい集まったところをいうのか」と問いかけ、30軒ぐらいであることを調べさせる。
7 「商店街では、大売り出しや福引きをするのはどうしてか」と問いかけ、客集めの工夫に気づかせる。
8 「米屋と家具店の配達地域はどう違うでしょう」と問いかけ、米屋と家具店の配達区域図を出し、その大きな違いに気づかせる。
9 「自動販売機は店といってよいか」と問いかけ、自動販売機と店の似ているところ、違うところを追究させる。
10 「何曜日にどんなチラシが入ってくるでしょう」と切り込んで、チラシによる宣伝について追究する。
11 「商店会ではどんなしごとをしているのでしょう」と問いかけ、まとまって工夫していることを調べる。
12 「商店会は、どんな条件の所にあるでしょう」と問いかけ、商店街が発達する条件を追究させ、交通が大きな条件になっていることに気づかせる。
13 「廿日市、四日市、八日市、十日市など、市のつく地名があるのはどうしてか」と問いかけ、昔の市が地名になっていることを追究させる。
14 「デパートと一般の店とは、どんな違いがあるのでしょう と問いかけ、それぞれ特徴を持っていることを追究させる。
15 「デパートは、ものを売るだけでなく、いろんなことをしています。どんなことをしているのでしょう」と切り込んで、いろんなイベントをしていることを調べさせる。
16 「デパートは全国にいくつあるでしょう」とといかけ、数量的な追究をさせる。
17 「デパートは増えているか、減っているか」とといかけ、その原因を併せて考えさせる。
18 「みかん作りの盛んなところはどこでしょう」と問いかけ、「みかん作りのしごと」を導入する。
19 「みかんは、山の斜面に作られているのはどうしてでしょう」と問いかけ、みかん作りの条件を追究させる。
20 「農協とはどんなものでしょう」と問いかけ、農協の仕組みを追究させる。
21 「かまぼこ工場が海岸近くにあるのはどうしてでしょう」と分布図を見せながら追究させる。
22 「かまぼこはなぜ板に付いているのでしょう」と問いかけ、板に付いているわけを追究させる。
23 「かまぼこの作り方は、どのように変わってきたのでしょう」と問いかけ、かまぼこの作り方の変化を調べさせる。
24 寒天とトコロテンの実物を見せながら、「寒天とトコロテンの作り方はどう違うでしょう」と問いかけ、両者の作り方を調べさせる。
25 三浦市のしごとのグラフを見せながら、「海べ市なのに、海のしごとが少ないのはどうしてでしょう」と、自然条件の異なる土地を追究させる。
26 地図を見せながら、「町の広がりを見るにはどんなものに目を付けたらよいでしょう」と切り込み、墓地と鉄道で広がりをとらえさせる。
27 「学校なるところは、江戸時代は何だったでしょう」と問いかけ、立て札などで調べるように導く。
28 「学校にはどんな古いものがあるでしょう」と問いかけ、校内の古い物さがしをして、地図に表すように導く。
29 「市にはどんな古い物が残っているでしょう」と切り込み、市の古い物さがしをするようにしむける。
30 「鉄道ができると、町の様子はどう変わるでしょう」と問いかけて、鉄道のできる前と後の様子を調べさせる。
31 「学校で机やいすを使い始めたのはいつ頃のことでしょう」と問いかけ、机やいすの歴史を調べるように導く。
32 「日本には、市や町はいくつあるでしょう」と問いかけ、市や町の数を調べて、年々変化していることに気づかせる。
次回は、4年生のネタの例を紹介します。
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学習指導要領も変わり、時代も変わっていますので、すぐに使えないものもありますが、発想を学ぶことで応用できます。
見てみましょう。
1 学校は高い所にあるか、低い所にあるか
2 ○○通り(駅前通り)と□□通り(工場の多い通り)は、どんな違いがあるか問いかけ、通りによって特色があることに気づかせる。
3 住宅街の薬局と、商店街にある薬局とはどちらが広いか、と切り込み、商店街と車利用の郊外型の店舗の違いに気づかせる。
4 「デパートは、地下に食品売り場があり、上の方に食堂があるのはどうしてか」、と問いかけ、デパートの売り場の特色に気づかせる。
5 「デパートの売り場を横にしたらどうなるか」と問いかけ、横にすると商店街になることに気づかせる。
6 「商店街とは、店が何軒ぐらい集まったところをいうのか」と問いかけ、30軒ぐらいであることを調べさせる。
7 「商店街では、大売り出しや福引きをするのはどうしてか」と問いかけ、客集めの工夫に気づかせる。
8 「米屋と家具店の配達地域はどう違うでしょう」と問いかけ、米屋と家具店の配達区域図を出し、その大きな違いに気づかせる。
9 「自動販売機は店といってよいか」と問いかけ、自動販売機と店の似ているところ、違うところを追究させる。
10 「何曜日にどんなチラシが入ってくるでしょう」と切り込んで、チラシによる宣伝について追究する。
11 「商店会ではどんなしごとをしているのでしょう」と問いかけ、まとまって工夫していることを調べる。
12 「商店会は、どんな条件の所にあるでしょう」と問いかけ、商店街が発達する条件を追究させ、交通が大きな条件になっていることに気づかせる。
13 「廿日市、四日市、八日市、十日市など、市のつく地名があるのはどうしてか」と問いかけ、昔の市が地名になっていることを追究させる。
14 「デパートと一般の店とは、どんな違いがあるのでしょう と問いかけ、それぞれ特徴を持っていることを追究させる。
15 「デパートは、ものを売るだけでなく、いろんなことをしています。どんなことをしているのでしょう」と切り込んで、いろんなイベントをしていることを調べさせる。
16 「デパートは全国にいくつあるでしょう」とといかけ、数量的な追究をさせる。
17 「デパートは増えているか、減っているか」とといかけ、その原因を併せて考えさせる。
18 「みかん作りの盛んなところはどこでしょう」と問いかけ、「みかん作りのしごと」を導入する。
19 「みかんは、山の斜面に作られているのはどうしてでしょう」と問いかけ、みかん作りの条件を追究させる。
20 「農協とはどんなものでしょう」と問いかけ、農協の仕組みを追究させる。
21 「かまぼこ工場が海岸近くにあるのはどうしてでしょう」と分布図を見せながら追究させる。
22 「かまぼこはなぜ板に付いているのでしょう」と問いかけ、板に付いているわけを追究させる。
23 「かまぼこの作り方は、どのように変わってきたのでしょう」と問いかけ、かまぼこの作り方の変化を調べさせる。
24 寒天とトコロテンの実物を見せながら、「寒天とトコロテンの作り方はどう違うでしょう」と問いかけ、両者の作り方を調べさせる。
25 三浦市のしごとのグラフを見せながら、「海べ市なのに、海のしごとが少ないのはどうしてでしょう」と、自然条件の異なる土地を追究させる。
26 地図を見せながら、「町の広がりを見るにはどんなものに目を付けたらよいでしょう」と切り込み、墓地と鉄道で広がりをとらえさせる。
27 「学校なるところは、江戸時代は何だったでしょう」と問いかけ、立て札などで調べるように導く。
28 「学校にはどんな古いものがあるでしょう」と問いかけ、校内の古い物さがしをして、地図に表すように導く。
29 「市にはどんな古い物が残っているでしょう」と切り込み、市の古い物さがしをするようにしむける。
30 「鉄道ができると、町の様子はどう変わるでしょう」と問いかけて、鉄道のできる前と後の様子を調べさせる。
31 「学校で机やいすを使い始めたのはいつ頃のことでしょう」と問いかけ、机やいすの歴史を調べるように導く。
32 「日本には、市や町はいくつあるでしょう」と問いかけ、市や町の数を調べて、年々変化していることに気づかせる。
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