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大企業は瓶詰めのラムネを作れない!?/大人の最強雑学1500より

2020-03-05 05:35:31 | 社会科こぼれ話
雑学総研発行大人の最強雑学1500よりおすすめ雑学を紹介します。


今回は 大企業は瓶詰めのラムネを作れない!?です。

旅先や温泉などでついつい飲んでしまう瓶詰めの「ラムネ」や「コーヒー牛乳」。これらの商品は中小企業でしか生産できないことをご存じだろうか。

日本には、大企業と中小企業が共存するための「分野調整法」という法律があり、飲料の分野では、ラムネをはじめ6品種が指定されている。

その6品種とは、ラムネ、シャンパン風密栓炭酸飲料(シャンメリー)、瓶詰めコーヒー飲料、瓶詰めクリームソーダ、ポリエチレン詰め清涼飲料、焼酎割り用飲料である。

これは、中小企業中心となっている市場に大企業が参入する際は影響度を十分配慮すべしという法律で、「大企業はこれらの品種の製造を控えてほしい」と要請するものだ。

分野調整法は、飲料分野にとどまらない。身近なものでは「豆腐」もそう。現在、キッコーマンから発売されている「紀文の豆乳」は、同法を避け、豆腐から豆乳にシフトした結果として生まれ、ヒットした商品である。
ーー以上が原文のままーー
本当にそんな法律があるのか調べてみます。

正式には,〈中小企業の事業活動の機会の確保のための大企業者の事業活動の調整に関する法律〉といい,〈中小企業者の経営の安定に悪影響を及ぼすおそれのある大企業者の事業の開始又は拡大に関し,その事業活動を調整することにより中小企業の事業活動の機会を適正に確保する〉ことを目的とする。1977年公布。 
オイルショックで、大企業が豆腐業界やクリーニング業界,段ボール業界に参入しようとしてできた法律です。
 ただ法律の条文そのものには、具体的には書かれていません。

法律を受けて、全国清涼飲料協同組合連合会、全国清涼飲料工業組合連合会では、いわゆる「分野調整法」の理念と趣旨に則り、6品種を「中小企業の特有の品種、市場(中小企業分野宣言の製品)」として理解と協力を要請しています。
 ここから http://www.e-drink.jp/

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