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大坂が大阪になったのは?/大人の最強雑学1500より

2020-01-17 05:35:39 | 社会科こぼれ話
雑学総研発行大人の最強雑学1500よりおすすめ雑学を紹介します。


今回は、大坂が大阪になったのは?

引用します。

「大坂」という地名が文献に初めて登場するのは、戦国時代、15世紀の終わりごろです。それ以前は「小坂」「尾坂」などと書かれていたようです。ちなみにこのころは、「おざか」「おおざか」のように、「さか」を濁音で発音していたそうです。
一方、「坂」の異体字である「阪」を用いた「大阪」が初登場するのは、正確にはいつのことかわかりませんが、江戸時代の後半に書かれたものにときどき、存在しているようです。つまり、江戸時代の後半は、「大阪」と「大坂」が併用されていたのです。ただし、比率からいえば「大坂」の方が圧倒的に多かったようです。
それが変化するのは明治維新のときです。明治元(1968)年、といっても正確にいうと元号が明治に変わる前の慶応4年の5月2日、「大阪府」が初めて設置されますが、そのときの公印には「阪」の字が使われてたといいます。しかし、その後も「大阪」と「大坂」が併用される時期は続き、最終的に「大阪」に統一されるのは、明治20年ごろだとされています。

 山川出版社の『大阪府の歴史』によれば、幕末のころに活躍した狂言作者、浜松歌国(はままつうたくに)の『摂陽落穂集(せつようおちぼしゅう)』の中に、「坂」の字は土に反(かえ)るという意味になるので「阪」と書くべきだ、という意味の一節があるそうです。
 《 参 考 》 漢字文化資料館  http://kanjibunka.com/kanji-faq/history/q0267/ 

2018.4.20産経新聞に次の記事が載りました。
「難波」などと呼ばれたそれまでの地名から、現在につながる「大坂(大阪)」の地名が定着していく経緯を探る史料の一つとして、注目を集めそうだ。

それにしても、「大坂」の「坂」はどこにあったのでしょうか?

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