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農民も江戸時代から「苗字」を持っていた!?/大人の最強雑学1500

2020-02-26 05:35:08 | 社会科こぼれ話
雑学総研発行大人の最強雑学1500よりおすすめ雑学を紹介します。


今回は 農民も江戸時代から「苗字」を持っていた!?です

「江戸時代は武士だけが名字を持っていて、それ以外の庶民(農民など)は名字を持っていなかった。庶民は明治期になって戸籍を作成する際に適当に名字を届け出たのでその名字はルーツを表すものとは言えない」というように思っていませんか?
しかし、江戸時代中の農民が名字を記載している文書も多数発見されています。
庶民は、名字を持っていなかったのではなく、公の場面で名乗ることが出来なかったのです。

農民は検地帳のような公文書には名字は記載されませんでしたが、寺社の供養記録などの私文書など、室町時代の農民の名字が書かれた史料が見つかっています。さらに、江戸時代中期以降の町人の墓には名字が刻まれているのが普通です。
教科書には「武士以外は(公には)名字を名乗ることができなかった」と書いてあるります。これは名字があったという裏返しなのです。

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