鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

鈴木信夫の「詩集」

これまでに出版した詩集は                                                     「マイナスからのスタート」(2001年文芸社)                                           「君に いい風 吹きますように」(2004年神奈川新聞社)                                               「生命いっぱい」(2007年神奈川新聞社)                                                      「こころのごちそう」(2012年神奈川新聞社) の4冊と                                                    浅田美知子さんとの共著の絵手紙詩手紙                                                                   「風のように花のように」(2010年 日貿出版社)                                        があります。ホームページでも紹介していますのでご覧下さい。                                               

生命いっぱい

2015-03-29 | 
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詩集「生命いっぱい」より


2007年6月、三冊目の著書を神奈川新聞社から出版しました。
自身の人生観と世界や社会に対する想いを詩とエッセイでまとめた詩集です。
絵手紙作家の浅田美知子さんが表紙カバーと挿し絵を書いてくださいました。
この詩集の中から選んで紹介してゆきます。
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この詩集のタイトルになった詩です。
自分自身が病気と向き合って精一杯生きていました。

    生命いっぱい
                    2004年2月
生命いっぱいに生きてみよう
ほら、そこに咲く花たちみたいに
ほら、空を飛ぶ鳥たちみたいに
そう、ただ生命いっぱいに
生命いっぱいに生きてみよう
ほら、息をきらせ走る馬たちみたいに
ほら、河をさかのぼる魚たちみたいに
そう、ただ生命いっぱいに
生命いっぱいに生きてみよう
ほら、体いっぱいにのばして
ほら、心いっぱいにひらいて
そう、ただ生命いっぱいに


   
   「生命いっぱい」神奈川新聞社
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