鈴木信夫の詩の世界 ~筋ジスと向き合った40年~

筋ジストロフィーと向き合い、2011年5月、40歳の若さでこの世を去った詩人鈴木信夫の心に響く詩を紹介します。

鈴木信夫の「詩集」

これまでに出版した詩集は                                                     「マイナスからのスタート」(2001年文芸社)                                           「君に いい風 吹きますように」(2004年神奈川新聞社)                                               「生命いっぱい」(2007年神奈川新聞社)                                                      「こころのごちそう」(2012年神奈川新聞社) の4冊と                                                    浅田美知子さんとの共著の絵手紙詩手紙                                                                   「風のように花のように」(2010年 日貿出版社)                                        があります。ホームページでも紹介していますのでご覧下さい。                                               

私という仕事

2014-02-20 | 
20才までの生命、と言われていましたので、生きることが仕事みたいなものでした。
あとに続く同じ病気の人たちを励ますことができたのです。


     私という仕事
                    2006年1月 鈴木信夫

私っていう生き方はこれしかない
それは私しかできない仕事だったんだね
私が生きているのが優しく許されている
なんてすごいことなんだろうか
小さい私だからこその仕事をしていきたい
歩いて行けるところまでね
みんな生き方は1つしかない
この世界に1人1人が生きているのがいい
それぞれが大切な仕事だったんだね
1人1人の生き方が静かに許されている
なんて嬉しいことなんだろうか
あなただからできる仕事が生きること
生命が許される限りね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作品を引用するとき

作品を引用する際は、必ず作者名を記載下さい。 また、書籍に収められているものは、出版社名も併せて記載下さい。