2012年に東海大学肝胆膵グループで膵切除と肝切除をした患者さんは全員元気に退院することができましたので、今年は私にとって良い年でした。48例の膵頭十二指腸切除の患者さんに関しては、12月に手術した患者さんはまだ入院中の人がいるもののそれ以外は全員大きなトラブルも無く退院しました。ちなみに私が東海大学消化器外科に来てから行った約220例の膵切除(膵頭十二指腸切除・膵全摘約140例+膵体尾部切除約80例)では術後30日以内の死亡(術死)も治療関連死亡も1例もありません。これはある意味では当然そうあるべき結果なのですが、外科医であればそれがどれだけ大変なことかがわかると思います。来年も全員元気に退院を最大の目標にしたいと思います。
埼玉県立浦和高校出身で消化器内科•外科の医師の同窓会に参加して来ました。今回は浦和高校卒20名、浦和第一女子高校卒2名の合計22名の参加がありました。私もこの会の言いだしっぺの一人ですので今回まで4回連続で参加しています。大昔にたった3年通った高校ではありますが、多感な時期だったのか高校時代の思い出は結構多いです。当時は高校が特に好きだとは思っていませんでしたが、今思えば自由でとてもいい学校だったと思います。
私が2012年に観た映画で最も良かったベスト3は、「ヒミズ」「サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」「ゴーストライター」です。前者2つは2012年公開の映画ですが、ゴーストライターは2011年日本公開になっていましたが、私は今年WOWOWで観ました。
ドラマのベスト3は、「贖罪」、「罪と罰」、「リーガルハイ」で、WOWOWのドラマが上位となりました。最近では「悪夢ちゃん」が良かったのですが、ベスト3には入りませんでした。読書部門は後日書きたいと思います。
ドラマのベスト3は、「贖罪」、「罪と罰」、「リーガルハイ」で、WOWOWのドラマが上位となりました。最近では「悪夢ちゃん」が良かったのですが、ベスト3には入りませんでした。読書部門は後日書きたいと思います。
膵頭部腫瘍、下部胆管がん、乳頭部がんに対する標準術式である膵頭十二指腸切除が、東海大学肝胆膵外科では今年は48例になりそうです。神奈川県では最も多いと思いますが、国内には国立がん研究センター中央および東病院、名古屋大学、静岡がんセンター、東北大学、東京女子医大、和歌山県立医大、大阪府立成人病センター、九州大学などかなり多数の手術をしている施設があるので何とか全国ベスト10に入る程度だと思います。幸い患者さんは全員元気に退院して入院死亡はありませんでしたし、長期入院の人もいませんでしたので、某新聞社の手術の質を評価する統計では、全国トップになれるかもしれません。
12月15日に病院会議室で肝胆膵外科グループの研究発表会を行いました。後期研修医には、肝胆膵疾患の症例報告をしてもらい、スタッフには基礎的または臨床的研究を発表して貰いました。最後に消化器内科准教授の川口義明先生に、内視鏡による胆膵疾患の診断と治療について特別講演をしていただきました。活発なディスカッションもあり、楽しく有意義な勉強会でした。来年もこうした研究発表会を行いたいと思います。。