2011年6月18日午後に横浜市で開催された神奈川県消化器病研究会に参加しました。一般演題もなかなか活発な討議がありましたが、なんといっても手稲渓仁会病院消化器病センター長の真口宏介先生の講演「膵癌の早期診断を目指して」はとても勉強になりました。早期の膵癌の発見がいかに困難であるかを再認識するとともに、今後早期の膵癌を発見するにはどうしたらいいのか考えさせられました。
現在の造影CTではまだまだ1cm以下の膵癌を発見することは難しいのが現状です。検診で腫瘍マーカーのCA19-9を測定することと、超音波内視鏡検査がもっと一般に普及すれば1cm以下の膵癌をより多く発見できるかもしれません。さらにCT,MRI、超音波検査装置などの診断機器のさらなる精度向上が望まれます。
| Trackback ( 0 )
|