2014年に読んだマンガのベスト3は、1位岩明均作「寄生獣」、2位竜田一人作「いちえふ」、仲間りょう作「磯部磯兵衛物語」でした。寄生獣はかなり昔の作品ですが、今年映画があったので、それを機会に読みました。いちえふは福島第一原発の作業員描いた漫画で、原発現場のすごさがリアルに描かれています。3位の磯兵衛は珍しい浮世絵風のマンガです。
2014年も今日が最後となりました。今年私が読んだ本のベスト3は、1位吉田修一著「怒り」、2位カズオ・イシグロ著「Never let me go:私をはなさないで」、3位村上春樹著「羊をめぐる冒険」でした。インパクトの強かった本としては、ドストエフスキーの悪霊やダンテの神曲などがありましたが、楽しくはなかったのでベスト3には入れませんでした。来年も大作に挑戦したいと思います。
2014年12月14日千葉大学先端応用外科例会で、東海大学病院における肝胆膵外科診療の実際につき発表しました。私が東海大学消化器外科に赴任して5年経ちましたが、その間肝・胆道癌・膵腫瘍の切除例は年々増加し、2014年には膵頭十二指腸切除+膵全摘が50例を超え、胆道癌切除例も初めて30例を超えました。膵癌と胆道癌の手術数は全国でもトップレベルになれたと思います。来年はさらに多くの患者さんに来ていただけるよう努力したいと思います。
原田マハ著「楽園のカンヴァス」を読みました。画家ルソーの絵をめぐるサスペンスのような感じのストーリーです。作者は実際に美術館のキュレーターをしていた経験のある人だけに、絵のことには詳しいのが感じられます。私はルソーは特に好きではありませんが、愉しく読めました。
寄生獣
2014-12-03 | 雑感
映画「寄生獣」を観ました。染谷将太の演じる主人公の右手に寄生生物「ミギー」が住みつきます。他にも多数の寄生生物が人間に取りつき、人間を殺して食べる事件が起きます。原作の漫画も読みましたが、内容はかなり深いです。映画は程よいエンタテインメントに仕上がっていて、お勧めです。