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SURGERY NOW note

がん治療と外科手術に関する新しい情報や日常診療を通じて感じたことなどを紹介します。

中郡聡夫・木下平・斎藤典男編「消化器外科の基本手術手技」

2009-08-10 | 雑感
 「消化器外科の基本手術手技」という本を現在制作中で、今年中には中外医学社から出版する予定です。対象読者は消化器外科専門医を目指す外科医です。食道外科、胃外科、大腸外科、肝胆膵外科を中心に、各臓器の診断も盛り込む予定です。8月20日原稿締切りなので、それまでは原稿の執筆に追われそうです。ある程度出来上がった段階になりましたら、内容をご紹介したいと思います。

石川五右衛門

2009-08-10 | 雑感
 市川海老蔵主演の新作歌舞伎「石川五右衛門」を見ました。原作は「神の雫」・「金田一少年の事件簿」など人気漫画の原作者、樹林伸さんによるもので、あっと驚く大胆なストーリーです。ビジュアル的にも大変豪華な舞台で、右近さんと海老蔵さんの切れ味の良い立ち回りもあり、團十郎さんのとぼけながらも重厚な演技ありで、十分楽しめる内容でした。歌舞伎デビューしたい人には最適かもしれません。チケットは僅かに残っているようです。

十二指腸温存膵頭切除術

2009-08-09 | 治療
 先週は十二指腸温存膵頭切除術についての依頼原稿の執筆をしました。この手術は、ドイツのウルム大学外科のBeger教授が考案した手術で、膵頭部の亜全摘を行い十二指腸は温存する手術です。当初は慢性膵炎に対して主に用いられた手術ですが、その後膵臓の低悪性度の腫瘍、例えば膵管内乳頭粘液腫瘍などに広く行われるようになりました。私も千葉大第2外科時代および国立がんセンター東病院に来てからも自分で行ったことがあります。

夏休み

2009-08-07 | 雑感
 数日前から夏休みを取っています。ところが家人が夏風邪をひいて39℃の高熱を発したために、家事と犬の世話に追われています。慣れない家事の無理がたたったのか、かなり疲れてしまいました。何事も無理をしてはだめですね。幸い家人の熱が下がりましたので数日ゆっくりしたいと思います。

単純な脳、複雑な「私」を読みました

2009-08-02 | 雑感
 日本を代表する脳科学者である池谷裕二先生の新刊書「単純な脳、複雑な私」を読みました。池谷先生の母校である藤枝東高校の生徒達への講義内容を基にした本ですが、最新の脳研究の知見まで盛りだくさんの内容です。脳の働きで意外な事実がたくさん述べられていて、池谷流の興味深い解説がなされています。今後も新たな脳の真実が明らかとなるに違いありませんので、一般人にも興味深い内容をわかりやすく解説するお仕事(アウトリーチ活動&執筆活動)を続けて欲しいと思います。