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SURGERY NOW note

がん治療と外科手術に関する新しい情報や日常診療を通じて感じたことなどを紹介します。

綿谷りさ著「蹴りたい背中」

2012-10-01 | 雑感
綿谷りさ氏が史上最年少19歳で芥川賞を受賞したのがこの「蹴りたい背中」です。高校で徹底的に孤立した女子高生が主人公であり、もう一人の主人公がやはり孤立した男子生徒です。今読むと二人が、いかにも3.11前の高校生なのがどうしても気になってしまいます。しかし、3.11後も学校のいじめはありますし、孤立する生徒は多いだろうし、心を少し通わせることの大事さは同じですから、この小説の価値は変わらないのかもしれません。

映画にできること 園子温と大震災

2012-10-01 | 雑感
園子温監督が福島原発事故を描いた「希望の国」が10月20日から公開されます。見えない放射能の恐ろしさをどう映像化するかなど、園監督がいかに苦労して映画を撮ったかをドキュメンタリータッチで追ったテレビ番組「映画にできること 園子温と大震災」を見ました。園監督の映画では「ヒミズ」と「冷たい熱帯魚」を観ましたが、とにかく園監督の映画はインパクトが強いのが特徴ですので、今回の希望の国も相当のインパクトのある作品に仕上がっていることは間違いありません。