この本は相国寺、金閣寺、銀閣寺三寺の住職でのびやかな書でも知られる有馬氏と女優の真野さんの三回の対談をまとめたものです。有馬氏は所得税の脱税を指摘されたことでも有名かもしれません。
真野さんが、有馬氏からいろいろな話を聞き出す形で対談が進みます。有馬氏の小僧時代のこと、中国や韓国との交流、千利休のことなどを分かり易く語っています。禅の思想についても少し話題に出て、「全てを捨てること」が大事であると述べています。しかし、ご本人は文化財保護や外国のお寺の復興など立派な仕事を沢山しており、そのためにはどうしてもお金が要るようで、全てを捨てることは実際には難しいようです。
真野さんが、有馬氏からいろいろな話を聞き出す形で対談が進みます。有馬氏の小僧時代のこと、中国や韓国との交流、千利休のことなどを分かり易く語っています。禅の思想についても少し話題に出て、「全てを捨てること」が大事であると述べています。しかし、ご本人は文化財保護や外国のお寺の復興など立派な仕事を沢山しており、そのためにはどうしてもお金が要るようで、全てを捨てることは実際には難しいようです。