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SURGERY NOW note

がん治療と外科手術に関する新しい情報や日常診療を通じて感じたことなどを紹介します。

角田光代著「八日目の蝉」

2011-05-07 | 雑感
この小説は、不倫相手の幼児を誘拐して4歳まで逃避行しながら育てた犯人と、成人したその子が主人公です。そもそも自分の子供でもないのに、誘拐という犯罪を犯して、全国を逃避行しつつ大変な苦労をしながら子供を育てたいという動機が私にはどうしても理解不能でした。従って心には響かないのですが、文章は読み易くストーリーも展開するので大変読みやすい小説でした。