関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

Publishers boycott Tokyo Anime Fair.──「コミック十社会」の緊急声明、アニメ文化の花咲く世界へも波紋。

2010年12月13日 | 日記
秋田書店、角川書店、講談社、集英社、小学館など10社。東京国際アニメフェアに不参加を表明 ─── さっそく世界を巡る、アニメ立国?JAPANのドタバタ騒ぎのニュース。海外目線で見ると、今回の「内輪揉め」はハリウッド映画産業界における、あの『全米脚本家組合スト』事件のときのように映るのかも?しれませんですねー。ただその実態は、一部の職人だけが不当に利益を損なってると騒いでるのたァ、ワケが違います。

今回の東京都議会総務委の暴挙、そもそも「世俗の芸能文化」がどのよーな社会構成に則り、その礎の上に立脚してきたか。。。その歴史的な経緯と事実を余りに知らなさすぎる者たちの愚行、に思えてなりませんですねー。

つまり、たとえば映画・演劇の世界ひとつを取ってみても、ピンク産業界は常に「優れた人材の発掘&供給源、下積み経験の実践地」であり、けっして蔑むべき「暗部」ではなかった!ということです。

ストリップ劇場の前座稼業がなければ、昭和の著名コメディアンの多くは生まれていなかったし、奥田瑛二監督もポルノ男優で食いつないだ日々がなければ、今日の姿はなかったハズでした。ピンク稼業出身の芸術家なんて、いちいち数えてたらキリがないほど各界で大勢ご活躍でいらっしゃる。コミック産業界におけるエロ漫画界とて例外ではない!のです。

これらの「希少な食いぶち」の仕事場に行政が法規制の網をかけることは、表現の自由を脅かす以上に、次代の担い手たちの居場所を大幅に狭める惧れがあります。本当に一部の心無い表現形式だけを狙い撃ちにしているなら甘受できても、今回のこれは「誰の目にも明解に狙い撃たれ」ているとは、とうてい言い難い。こんなこと・・・青少年の健全な育成の名の下に、日本コミック産業全体の存立を危うくすることが、断じて許されていいハズがないのでございます。


児童ポルノがいかん、という部分的論理は(一方的に見たと仮定して)正しくとも、(あとでナンとでも説明の付くよーな)あいまいな規定だけ先にバーン☆と作っとこう・・・なんて、先に玉虫色の誓約書に判押させといて罪なき人をダマくらかす詐欺集団と同じ、下種の魂胆そのものじゃあ~りませんか。こんな「社会的にキワめて不健全な」クソ条例、絶対に従うワケには参りませんぜ^^
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