I Got It! 思いつきの備忘録

アイデアや頭の中にあるストックの備忘録ブログ:
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古謝美佐子 in ブルーノート名古屋

2011年08月30日 | log
古謝美佐子さんのライブに行って来ました

ブルーノート名古屋


感動
魂揺さぶられる体験

ライヴ、コンサートで涙が出たのは初めて

森羅万象の歌声だけではなく、
言われている通り、
古謝さんは森羅万象そのもの


童神、を聞かせてもらいに、
また会いに行きます

次期首相と年次改革要望書2

2011年08月25日 | log
年次改革要望書。
これは、毎年、米国から日本に出される米国の日本への要望が書かれたものです。

要望というと響きは柔らかですが、実際は日本への通達、指令といった強い意味を持つものです。

郵政民営化や耐震偽装後の建築基準法改定なんていうのも、
日本が自ら行ったわけではなく、
この年次改革要望書により指示され、制定、実施されているのです。

その他諸々、今日の日本の骨子の部分は、
この年次改革要望書により米国より指示を受け出来上がっているのです。

次期首相が誰になるかにより、
年次改革要望書に日本がどれだけ従うかの度合いが決まります。
ちなみに、小泉改革というのは小泉首相が自らの案を推し進めたのではなく、
ほとんど全て当時の年次改革要望書に書かれてあることをそのまま推し進めただけでした。

前原氏は、米国寄りの思想を持っています。
米国の犬、とも言われています。
それに対し、小沢一郎はナショナリスト。
マスコミは主観で情報を流すので世間では知られていませんが、
小沢一郎は、本当に日本を(米国から)守ろうとしている人物です。
(つまり日本のマスコミも米国に情報を操作されている、とも言えるわけです。)

その2人のグループが対立するのが通常なのですが、
どうも今回の代表選びで2つは協同にまわりました。

おそらく前原氏が次期首相になるでしょう。
その米国よりの政策、立法を小沢一郎がどれだけ歯止めをかけるか。
その図式のもと、この先数年、
日本は米国にどれだけ利用されるかが決まる重要な時期に入る、
と私は思います。

次期首相と年次改革要望書1

2011年08月24日 | log
民主党の代表選びがはじまってます。
つまり次の内閣総理大臣選びですね。


正直、代表選挙をやる前から、
誰が次の首相になるのかは決まっているのでしょう。
首相には出世コースがあって
財務大臣、外務大臣、内閣官房長官などの
花形省庁の大臣を務めた者が首相になるのです。

経済産業省や国土交通省などの小粒省庁のトッブの経験だけでは
総理大臣には成れないものなのです。

では、なぜ多くの議員が代表選挙に立候補するのか。
すでにだれが選ばれるのかは
当事者たちはわかっているのに。

それは、次期の総選挙を見越してるのです。
代表選挙へ立候補する、名前が売れる、選挙で地元の票が集まる、
という図式なわけです。
その利益のために、雨後の筍の様に、
名の知れていない議員も代表選びへと出てくる訳です。

記録的な円高と為替介入の意味

2011年08月12日 | log
先日、ここで書いたように、
記録的な円高が続いています。

戦後最高値は3月の東日本大震災の直後(1ドル=76円代前半)なのですが、
それを上回り、75円代、74円代に突入し、
戦後始まって以来の記録を更新しそうだ、という専門家の意見が出始めています。

たしかに、自分の記憶でも、円/ドルの為替は、
2010年の5月からほぼ一度も円安傾向は起きず、
ずーっと円は右下がりですからね。
いわゆる悲観的な未来(誰にとって!?)が想像できます。


さて、8月の頭に日銀が為替介入し、
一時的にドル円相場は円安に動きました。
しかし、それは3日と続かず、不発に終わったようです。

下図の8月4日、5日を見ると、
なんとか1ドル=80円前後まで円は戻りました。
しかし、その後はがっかりするような結果で、また76円代に戻り、
為替介入の効果はなかったように思われます。




この、もとに戻って(円安に動いて)、また下がって(円高に戻って)について、
日銀は無能なのでしょうか?

そうではないようです。
日銀は、何兆円の為替介入をしても巨大な世界の為替市場では、
一時的にしか円安に戻らないということは十分承知なのです。
では、何がしたかったか。

8月4日、5日に80円前後に円が戻ったときに、
日本の外需企業にドル→円の換金をさせたのです。
つまり、一時的にしか円安にならないのは日銀も一部の外需企業もわかっていると。
しかし、その短期間に少しでも(日本の)企業の手持ちのドルを日本円に換金させて、
企業と国の利益を守ったわけです。

なので、為替介入により大きなトレンド変化が起きるなんていう楽観論は、
日銀も、一部の専門家も、一部の企業も持っていないのです。

たった2日間では日本企業の手持ちのすべてのドルが
日本円に換金されたわけではなく、
その効果は限定的です。
でも、わずかでも外需企業の損失を防いだわけです。

日銀の為替介入の意味というのはこういう側面を持つようです。


中国、新幹線技術のこと (InoとのQ&A)

2011年08月06日 | log

中国、新幹線技術のこと。

Ino氏より質問があり、それに筆者がメールでQ&Aしたのですが、
その内容を広く公開した方が良いとのアドバイスがあり、ここに公開します。
メールのやりとりは以下のとおり。

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(Ino氏からの質問メール)
中国の新幹線だけど、安全性に関してタカの見解はいかがですか?
来週会社の後輩が乗る予定です。

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(筆者Nakamuraの回答メール)

中国の新幹線とこの間の事故のについては
たくさんすぎるくらい言えることがあるね。

報道されてる中国新幹線事故の問題点(公務員の汚職が根底にあるとか、ずさんな事故処理とか)以外に、
日本のマスコミでも言われてないことがたくさんあるね。

大きく二つ、「技術的」な問題点と「人」の問題点があります。


的を絞って言うと、
まず、技術的な問題点について。
鉄道っていうのは、自動車なんかと同じように車両の技術がどれだけすごいか、
つまり新幹線なんかがどれだけスピードが出せるか、何てことばかりが注目されてるけど、
重要なのはそこではなく、
鉄道技術で一番大事なのは、車両の技術なんかではなく、それを支える構造物の技術なのです。鉄道事業者の所轄は国土交通省なんだけど、それはつまり鉄道は土木だからなんだよね。
日本の新幹線は車両ではなくって、その下の構造物、つまり土木インフラの技術がすばらしいんだよね。
だから日本の新幹線は開業から45年間、脱線なんかの技術的な事故は一切起きていないという、
生きる伝説的な状況が維持できてる。

500kgから1トンの重さの自動車が道路を走るのと違い、
鉄道は新幹線の場合1車両40トン、貨物なんかは100トンのものが軌道の上を走っている。
分かりやすくいうと、家が道路を走っていることを想像してもらえば良いね。
なので、猛スピードで走って曲がっての鉄道車両を支える、軌道(レールやまくらぎ)と、
そのさらに下の構造物(コンクリートの構造、じゃりの構造、橋など)の技術がすごく重要なわけ。

中国は、ただ単に川崎重工に金の力で日本と同じ新幹線車両をつくらせ(ちなみに日本の新幹線は、日立、川崎重工、日本車両の3社が作っている)、
その下の土木インフラは自前で地元の中国人がひどくデタラメなものを作って、その上に日本の新幹線を走らせただけ。
つまり安全で一番重要な土木インフラが、自前の適当な技術だから安全が守れるわけがない。

鉄道技術は大きく、電力・通信・車両・軌道・構造物の5つの分野から成り立っていて、
その5つは、例えば大学の工学部の全ての学科に関係するんだよね。
つまり、自動車はほとんど電気屋さん機械屋さんの技術でまかなえるけど、
鉄道は工学全ての技術を総合的にシステム化しなければ成り立たない。
だから、ただ単に中国のように、機械(車両)だけを日本から買ってきて(盗んできて)、
土木インフラを適当にやっていてはシステムが守れない、つまり安全は守れない。
鉄道は各技術分野のシステムが重要だから。
各分野間をシステムとしてつなげるって言うのは、口で言うのは簡単だけど、すんごく難しいことです。


人の問題について。
鉄道の技術はかなり経験的なものであって、自分が前に研究所で研究してた脱線の対策、
なんていう研究も50年以上行われてて、いまだに理論的にはその脱線のメカニズムはわかっていない。
まあ、だいぶ分かってきてはいるんだけど、このように車輪の形を作れば絶対脱線しない、なんていう理論的な答えは研究段階なんだよね。
では現場ではどうしてるかと言うと、
どうやったら脱線が起きないか(起きなかったか)のデータを蓄積し、
そのようにレールの形とか構造物の強さなんかの色んなものをセッティングしてるわけ。

例えば、レールを固定する締結装置なんていうのがあるんだけど、そのボルトの締め具合も、
長年(日本の鉄道の歴史が始まった1860年代以降)、これくらいの強さで締めれば車両の脱線につながらない、っていうデータを経験的に取得・蓄積し、後輩に技術伝承し、なんてことをやってるんだよね。
中国は、そんなノウハウがまだないのに、いきなり最も危険が伴う新幹線とかリニアとかをハードだけ買って走らせてるから。
日本の鉄道は、約100年間、安全技術を人から人へ技術伝承をしている。
そんなノウハウ、高速鉄道を初めて導入してからたった1年や2年で
中国の鉄道マンが得られるわけないよね。

まあ、まだまだたくさん言えることはあるけど、
結論としては、中国の新幹線は技術的にデタラメだらけ(政治的な話はおいておいて)。犬の胴体に人間の頭がくっついているくらい全体システムがめちゃくちゃ。
安全に関するノウハウを持った管理技術者は皆無に等しい。
それでも時速300キロ以上出す乗り物に乗れますか?
ってとこだね。

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(Ino氏の感想)
よくわかりました。これ読んで怖くなったわ。

今週出張から戻ってきた奴に話を聞くと、中国では全然テレビのNEWSで報道されてなかったみたい。リニアも密かに事故が以前あったようだけど、全く報道なし。

改めて日本の鉄道ってすごいという事が分かったわ。
これFacebookにアップしたら?素人では知識が無いので漠然と危ないとしか思ってなかったけど、このような詳しい説明あれば、現実的に本当に危険という事が理解できるし。
皆に情報共有できるし。

井上
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永世中立国、スイス

2011年08月05日 | log
久々の書き込み。

7月から始まった3ヶ月間限定の土日出勤、木金休み。
なんとなく身体も慣れてきて、それに合わせての生活スタイルができるようになってきました。


さて、記録的な円高が進んでいます。
昨日、日銀が10兆円規模の市場介入をしましたが、
それ以上の介入は無理との見方が強まり、
今日また円が売られ円高に歯止めがかからない様子を呈してきました。

こんなふうに、マスコミでは円高が大問題だ、っていう報道ばかりがされていますが、
円高ドル安の恩恵をこうむっている良い話というのは実は裏にいっぱいあって、
それらは報道されていないのですね。
良い話は秘密にしておいて報道して欲しくない、という人々の圧力がかかっているのですね。

日本の世に出るニュースというのはバイアスがかかっているのです。



記録的な円高ドル安は事実なのですが、その中で、
報道されていない話に、スイスフラン高、があります。
スイスフランは円に比べても買われるという、
非常に強い、人気のある動きをここ数週間続けています。
http://money.www.infoseek.co.jp/MnForex/fxchart/?fx=F1005

世界的に見て、スイスフランが買われている。
この世界経済の非常事態(といわれているけど、本当に非常事態なの?だれにとって?)の中で、
世界の投資資金の避難場所としてスイスフランが買われている、
というわけですね。

なぜスイスフランが買われているか。
それはスイスという国が非常に安定した国だからです。
何が安定しているか。
国の防衛力です。
防衛力、というのはつまり、軍事力です。
スイスは、日本の学校の教科書では、戦争をしない「永世中立国」で、豊かな自然に囲まれてる、
なんて紹介されており、なんか牧歌的なイメージがありますが、
永世中立国であり他国と争わなくて済むというのは、
圧倒的な軍事力を備えているということなのです。


言いたかったのは、
永世中立国、というのは軍備しないでのほほんとと暮らす人々ということではなく、
自らを自身で守る力をバックに持っている人々、ということでした。