I Got It! 思いつきの備忘録

アイデアや頭の中にあるストックの備忘録ブログ:
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Miura家

2010年03月29日 | log
今日はありがとうございます!
いつも引越しの度に荷物の引き取り、ご迷惑おかけしてます。

(写真:チェアと同化する2人)

ボルゲーゼ

2010年03月25日 | log
上野の東京都美術館で行われている
ボルゲーゼ美術館展に行ってきました。

ちなみに、
この東京都美術館はこのボルゲーゼ美術館展のあと
老朽化のリニューアルのため2年ほどお休みになるようです。


ボルゲーゼ美術館はイタリアにあり、
17世紀にローマ貴族のシュピアーノ・ボルゲーゼにより集められた美術品が収められています。
本展示会ではそのうち有名な作品がピックアップされて来日している様です。


展示会ではルネサンス期のイタリアの芸術家の作品が主となっています。
どの作品も約400年前の作品とは思えない色の輝き!
驚きです。

特筆すべきは、ラファエロの「一角獣を抱く貴婦人」と
カラヴァッジョとそれに影響を受けた画家たちの作品群。

カラヴァッジョは数々の宗教的、文化的なタブーを犯し、
さらに破天荒な私生活を送りました。
そして、追われる身となりイタリア中を逃亡します。
しかし、その中で彼はすばらしい作品を生み出し、
カラヴァッジョの崇拝者、追従者が出現します。

彼の作品は圧倒的な写実主義。
陰影と光の表現がすごいです。

ラファエロの作品は不思議な一角獣を抱いた女性の絵です。
歴史的な油絵というのは「書き換え」が行われる場合が多々あるようです。
この一角獣の作品も、100年前には一角獣が塗り消されていました。
しかし、近年のX線分析により、動物が描かれていることが分かり、
その後の絵画の“清掃”により上書き塗料が消され、
再びオリジナル作品の一角獣が再現されたとのことです。


ルネサンス期のイタリアの作品。
いろいろな背景を知って鑑賞すると
いっそう興味深いものでありました。

飛びます

2010年03月20日 | log


何かわかるでしょうか?
高尾山の現在の杉の様子です。

黄色っぽくなっている部分が多いです。
これが杉の雄花です。
この中にたっぷり花粉が詰まっています!


いまこの雄花が見ごろを迎えてしまっています!!
恐い。



どの杉を見てもこんな感じです。
どんどん飛んでいっています。



高尾山や奥多摩などの東京都の山は
林業のため、成長の早い木材、つまり杉が植えられ、
他の種の木は大変少なく、
どこを見渡しても杉だらけとなってしまっています・・・

また、奥多摩や高尾山の木(杉の木)は
ほとんど"すべて"人間の手によって植えられたものなのです。
自然にそこに生えているというものは一つもないと言えるのです。
つまり、東京都の山はすべて人工のものなのです!

自身も以前参加したことがあるのですが、
ボランティアにより、
その杉だらけの景色や環境を変える為に、地道に他の種の苗木が植えられています。
自然のバランスを整える・景観を良くする活動が、
東京の山の中では行われているのであります。






悪人正機35

2010年03月13日 | log
35歳。

自分のいまの年齢です。

アラフォーでもアラサーでもない名前のない歳。
あえて世代名で言うと団塊ジュニアであります。
人口がまさに一番多い学年でいろいろ苦労も多かった世代であります。
若者でもなく中年でもなく、青年というにも少し歳をとったかなと。
  

さて、
この35歳について歴史的な人物の話をしますと、
釈迦(しゃか)は35歳で悟りを開いたそうです。

また、同じく仏教の人物で親鸞。
親鸞は35歳のときに流罪で京の都から越後に流されました。
そして、その際、生涯の師匠である法然と永遠の別れを迎え
その後、浄土真宗を大成していくこととなります。

この親鸞についてですが、最近、本屋で関係する書籍を多く見かけます。
五木寛之の親鸞を題材にした小説が売れているそうですね。

親鸞の弟子に蓮如がいます。
その蓮如が親鸞の生前の言葉を書き残した有名な書物があります。
歎異抄(たんにしょう)です。

歴史の教科書に出てきますよね。

歎異抄。これを少しかじっているのですが、素晴らしい内容。
「悪人正機」や「他力本願」という有名な言葉は
この書物に登場する言葉であります。

悪人正機とは、善人が救われるのであるから悪人が救われないわけがない、
ということを言っています。
一見釈然としませんよね。
しかし、非常に意味が深い内容なのです。

また、他力本願は現代語で良く使いますが、
その歎異抄での本来の意味は現代の使われ方とは違うのですね。


悪人正機
他力本願

興味のある方は調べてみてください。

弥生

2010年03月11日 | log
弥生(3月)半ば。
昨日は東京も含め全国的に大雪となりました。

そんな雪景色の中でも
梅の花が風景に色を与えています。



(大月市)


(国立、谷保天満宮)


再分配

2010年03月10日 | log
頭の中→見えないもの
財→見えるもの


ここで、頭の中とは智恵のことです。


人は亡くなると財を再分配します。
相続で一部を家族に、
残りを税の形で社会に返し分配します。そしてそれがまた経済を回します。
これが社会的再分配です。


同じように智恵はどうかと考えました。
頭の中のことは、亡くなる際、
財のような具体的な再分配システムは働きません。
その人のストックである智恵が自動的に誰かに伝わることはありません。
生前、書物を書いたり人に教えたりということでしか
智恵の再分配は行われないと考えられます。
(ただし、頭の中は明確に全て社会に伝わり還元されるものではないので
財の再分配との根っこの違いはあるとは言えます。)


自身を含め人は目に見えるものを
どう残そうと熱心になります。
しかし、目に見えないものを軽視しがちだと思います。
目に見えるものと同じ、またはそれ以上に、
目に見えないものの再分配について重視したいです。

THE DAM

2010年03月03日 | log
DVDでダムの放流シーンだけをずーっと流している作品があります。

タイトルは "THE DAM" 。

結構見入ってしまいます。
ほろ酔い加減で見るといい感じです。

以前からダムに心くすぐられるところはあったのですが、
そのDVDを入手してから熱が上がり、
先日、山梨のダムをふらっと見に行ってきました。



山梨県大月市の山の中にある深城ダム。
雨の後をねらい向かうと、ねらい通り放流を行っていました。



ダムにはいくつかの用途があります。
このダムは多目的ダムで、洪水調整、灌漑、水道、環境保全が目的のようです。




ダム上流側から。
山の中の自然の空気感と巨大な人工物との対比がなんともたまりません。



深城ダムは新しく、平成17年に竣工。
以前あった道路がすーっとダム湖に向かい沈んでいました。
ガードレールはまだ新しく、不思議な感じがします。


正しい日本の田舎風景。