文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

うふふ、あはははっ。 どうしたのじゃ、芥川殿。

2011年02月13日 09時39分40秒 | 日記

いやぁ、それがのぉ。家康殿。今日は昨日より1時間は早くに泉涌寺に行ったのじゃよ。うむ。信長殿が建立した楊貴妃観音堂が見たくての。…これは後日に書くとして…その後、本堂より先に、右手に在る雲龍院にいったのじゃ。うむ。こじんまりとしているが、なかなか良い寺でのぉ、最初の裏庭では小鳥としばらく交歓したりして…見ていたぞ! 芥川殿の、ちちぃ、つぃーっ、つぃーっ、に、門の横の木に居た小鳥がしばらく、お主と、ちちぃち、ちちぃち、つぃーっ、つぃーっ、と結構長い時間、話して(笑)、おったじゃろう。

知らん人が見たら、ちょっとあやしまれたかも知れんぞ(笑)。 うむ。それでじゃ家康殿、それから本庭をたっぷり眺めて、この寺の食堂に在る(これも、ちょっと驚いたが…ひなびた感じがして、それはそれで良いなぁと)、「走り大黒」、を眺めて、悟りの窓のある部屋に向かったのじゃが、その前に、小部屋があってのぉ。

うむ。そこに中年夫婦というか老年夫婦というか、二人がおったのじゃ…そこから、この庭を見てもしかたがないように思うがのぉ、と、通り過ぎ、「悟りの窓」、のある部屋に入ったのじゃ。うむ。窓の真正面には若者一人、横に若い夫婦の様なカップルが先客としていたのじゃ。

デジカメで写真を撮っていた若者が席を立ったので、わしは其処に立って、カメラを構えて集中した時じゃったのだがの。うむ。隣の部屋から、さっきの夫婦の内、ご婦人の方の声がこちらの部屋中に途切れなく聞こえて来たのじゃが、 うむ。 それがのぉ、まるで愚痴のお経の様に響いてのぉ。うむ。思わずわしは言ったのじゃった。「なんじゃ、この声は!これでは悟りを開く暇もないがな」。 うむ。そしたら、後ろの若いカップルも、「…クスクス」。 わしは、それで余計に可笑しくなってのぉ。笑いが止まらず、シャッターを切るのに苦労したほどだったんじゃ。 わっはっはっ。 なんじゃそら、あっはっはっ。

帰りに、京都駅地下の「プロント」で、サントリーのプレミアム・モルツをグラスで一杯飲んだのじゃが、この席でも、突然、思い出してのぉ。笑い転げてしまったのじゃ。