「ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて」

2009-01-12 23:30:33 | 映画2009
去年見た「帝国オーケストラ」と同じく、ベルリン・フィル創立125周年記念上映作品。
2005年秋のアジア・ツアー密着ドキュメンタリですが、コンサートのできるまでとか演奏の様子よりも
団員がどんな風に感じてたり考えてたりがメインかなぁ。

もっと音楽的なところをぎりぎりっと見せてくれるのかと思ってたので、ちょっとあれれ~?な感じでしたが、
ベルリン・フィルの団員さんといえども、ちょーエリートなわけじゃなく、自分に悩んでたり、いろいろあるんだなぁと面白かったです。
もしかしたら、私が演奏曲目をよく知らないから(ベートーヴェンの英雄・R.シュトラウスの英雄の生涯・トーマス・アデスのアサイラの3曲が出てきますよ)音楽的な描写があってもよくわかんないのかも。

原題が TRIP OF ASIA The Quest For Harmony なのですが、ハーモニー=調和と捕らえるほうがよろしいかも。
音楽だけじゃなくて、団員同士や、団員と指揮者(勿論、Sir Simon Rattleですよ)、さらには西洋と東洋(ずばりそんな台詞があります)の調和。

個人が音楽と調和するためには何が必要か~(でも個性は必要なのですよ。このあたりの感覚はこの前見たブロードウェイ♪ブロードウェイと似てますね。表現者として秀でるってそーいうことなのかも)
その個人をまとめるには何が必要か、演奏家の立場と指揮者の立場と両方の意見が出てきたり。
辛かったり苦しかったりしても、演奏会で、最高の瞬間があって(この表現はなんか違う気がするけど)
その一瞬のために演奏し続ける等等 
私のよーなへっぽこ歌歌いであっても分かる部分と、優秀な人たちは違うなぁと感心する部分と
いろいろあって面白かったです。

あー、それにしても。
Sir Simon Rattle、かっちょいーなぁ。
オケの演奏って、あたしは寝ちゃうので、ベルリン・フィルの日本公演なんて興味なかったんですけど
一度、ホンモノを見ておくべきかも。


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