「舞妓はレディ」を見ました

2014-10-01 23:10:17 | 映画2014
映画情報番組で紹介されていて、面白そうかも?、と見たのですが!

以下、ネタバレ有り。


タイトルと音楽と『言葉を直されて違う自分になる設定』はMy Fair Ladyから取ったようだけど。
あまりにもかけ離れていて、げんなり~。

私は、映画のMy Fair Ladyはあんまり好きじゃなくて、(曲は好きだけど、何度見ても、話の意味が分からん、と思ってた)
ウィーンで見た舞台版で、やっと、面白さがわかったので、もともとと違うじゃん!って文句をつける気はない。
ただ、ミュージカルがどんなもんかわかってねーなぁって思うとこが何度もあったし。
ホント、タモリが言う「いきなり歌いだして変」な場面が最後まで続く映画だった。
ミュージカルって、そうじゃないんだよ。
場面説明だったり、心情吐露だったりが、流れに乗って入ってくるんだってば!
台詞の間やイントロのような導入部分が必ずあるんですよ。
その上、歌った後に、その内容の場面が繰り返されるんなら、歌は要らん。
さらに。舞妓さんや京都の伝統がどうこうって言うなら、変に現代的な振り付けは違うんじゃん?
せっかくの(だよね?そーでもないの?)お着物が綺麗に見えないし!
(北野監督の座頭市の下駄のタップダンスは好き。あれは、悪くない)

筋書きもなぁ、お母さんが昔、舞妓さんだった(ナイショだけど)から、なりたかった。
いろいろ挫折もあったけど、周りに応援してもらって(周りもみんな内緒の話を知ってた)舞妓になれました。
良かったね、で終わりかよー!
挫折部分も、別にどーってことないしねぇ。
っつーか、あんなでホントに声が出なくなるかしら?んで、あんな簡単に出るようになるか~?
周りの人の描き方もなんだか浅い浅い。
台詞ですべてが片付くんなら、映画にする必要はないんだってば!

和製ミュージカル、どーも微妙だけど
それでも、「恋に唄えば♪」は、一部の歌の他(誰が下手化は敢えて言わない)は、今回よりマシだったよ。
竹中直人もちゃんと歌ってたし。
「オペレッタ狸御殿」は、突き抜けていて、とんでもないことになってたけど
それでも、まだマシだったと思う。
…「愛と誠」も見ておくべきだったかも。

えーと。
主演の女の子は評判良いみたいですね。
「オヤジが女の子を健気に可愛く撮りました」っていうのには成功してると思います。
あの子は舞妓である以上、イライザみたいに、教授と同じ立ち位置には上がれないんだよねぇ。
んで、それで満足なんだもんね。

なんだかなぁ。イイ年齢のおばちゃんの私には、もやもや感があるなぁ。
せめて、歌一つでも心に残るのがあればなぁ。
「スペインの雨」のもじりの歌なんて、もうちょっと作りようがあるんじゃない?
2回も出てきて寒かった~!
というわけで、
思いっきりハズレ引いたなぁ、と思った1本でした。

あ!一つだけ良かったとこ思い出した。
研究室の本棚!!
あれは良い!!
まあ、日本語言語学の本って私には面白いかどーかわからんけど。
あの本の量は魅惑的だよねぇ。
あれを見に行ったと思えば良い…わけない



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