『チェコ 人形アニメの巨匠たち』

2009-01-04 00:58:20 | 映画2009
チェコアニメ好きは見ておかなきゃ!なドキュメンタリ映画でございます。
ぼやぼやしてると終わっちゃうので、休みの間に頑張ったよ。

社会主義国家における芸術への干渉はなんとなくわかってたけど
国家規模で予算があったり製作指示があったりってのはどうなんでしょう?
恵まれてる一面もあるんですかね???
内容的に結構皮肉なものも作られてるしね。
(アニメという子供向けと思われる媒体だから規制がゆるかった…という話をどっかで聞いた気がします)
不自由なことの方が何倍も多いのかなぁ?

そんな時代と製作状況が綴られて行きます。
初期はノウハウが何もなかったから、人形劇用(チェコは人形劇も盛んでしたね)のお人形で作ってたとか。
当時の作品がちょこっとだけ映るのですが、不自由ながら頑張って動いてますよ!すごい!!
そーして段々進歩していくのが、またすごい。
部分部分に挿入されてるアニメの断片が、うわぁ!これ続きを見せて!!って感じでしたよー。
過去に見たことがあるものも、また見たくなっちゃったぞ。
ゼマンの特撮っぽいのとガラスのとトルンカの「夏の夜の夢」とかねー、手元に欲しいですよ、ええ。
トルンカ、「電子頭脳おばあさん」と「手」は魘されそうに怖いんだけど、傑作なんですよねぇ。

今回、ポヤルの「りんごのお姫様」バルタの「ゴーレム」併映で、
「ゴーレム」は微妙でしたが(よくわかんなくて悪夢みたいな画面でした、魘されそうです)
「りんごのお姫様」は民話調の話と綺麗な画面が合っててよかったです~。
王サマがちょっと間抜けな気もするけど、お伽噺ってそんな感じですよね。

インタビューの最後のところで、「黄金期はもう終わった」てなことを誰か(ちゃんと覚えておこうよ、あたし。
えと。バルタかな?)が言ってたんですけど。
黄金期じゃなくても宝石のような作品は作れるんですよねぇ。
是非とも頑張って頂きたいです~!

だって、チェコアニメって私には魅惑の響きだし。
夏公開の『屋根裏のポムネンカ~In the Attic~』もとっても愉しみです。


この機会にユーロスペースの会員になっておくべきなのかなぁ?
どーだろう?



コメント
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