「兵士シュベイクの冒険(一)」

2008-11-09 23:58:12 | 
岩波文庫の復刻版シリーズの棚に平積みになってました。
全4冊…を一気に買う気は起きず、とりあえず1冊だけ。

これって昔見たチェコアニメ。 トルンカの「善良な兵士シュベイク」の原作ですよね!
確か、アレを見た時に、善良なってついてる人物ほど善良じゃない、という感想を書いたと思うんだけど
原作はもっと破天荒でした!
決して反抗したり抵抗したりしてないくせにどんどんとんでもない方向に転がって行っちゃうあたり。
絶対、わかっててやってますよね、彼!
その上、自分だけじゃなく、まわりも巻き込んじゃうしさ。

ハプスブルクに抵抗したくても表立ってはできない東欧諸国の立場がわかるなぁ、なお話です。
こーやって世の中斜に見て、笑ってしまうしかない時代ってあるんだよねぇ。。。

あと3冊。
読むには自分の心を強く持たないと厳しいかも?
結構消耗する話な気がします。

*
おまけ。
そーいえばアニメのときも、メリー・ウィドウの「マキシムの歌」が流れたんですけど
本の中にも2回『オペレッタ』という単語が出てきますよ。
あの時代、盛んだったものねぇ、オペレッタ。


コメント
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