せっかく飛騨高山まで足を伸ばしたのであれば、金津園を訪問せずして何とする?そんな心の声に導かれて行き着いたのは、「リージェントクラブ貴公子」のHP。休み明けの5/18(月)なら比較的空いているだろうと調べてみれば、まさかの姫単独出勤&予約満了の仕打ち。しからばとダメ元で当日(5/17)のスケジュールを調べてみると、(早乙女さんの次に)前から気になっていたMさんが20:30よりキャンセルのため枠が空いているではないか!
しかしそれでも、私の心は決まりきらなかった。何となれば、「せっかく~したならば」というリビドーではなく賢しらな計算で行動を決めていたからだ。だが、一週間先の予約さえ埋まることもある中で、これも何かの縁である。もしも14:00代になってなお枠が埋まっていないのなら、私はこの運命に身を任せようと思う。賽は投げられた。是と出るかはたまた非か、それはTENGA天が決めるであろう。
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高山の近くまで着いた頃、チェーン装着用のスペースに車を停めて再度HPを確認してみた。すると・・・「20:30の枠がキャンセルにより空いております」のメッセージ。Very well!Immediately I'll call you!!!
3コールほどして、「お世話になっております」という渋い声の方が出る(もちろん私は初めてなわけだが)。本日の予約である旨告げると「Mさんの20:30の枠ですね」と即答。さすがに会話がスムーズである。会員番号を聞かれたので会員でないと答えると、驚いた声とともにしばしの間。さらに系列店の利用経験を聞かれたためそれも皆無であると応じると、相当驚いていた様子。あるいはこの電話が冷やかしであるのか真実の予約であるか探ろうとしているのかもしれぬが、まあ普通に考えれば何を考えて(どんな縁で)この最高級店に電話をかけてきたのか真意を測りかねているのであろう。
この点、ブルーシャトウは全国から人が登楼することに慣れている感がすでにあって、東京から出張で来たと伝えた時も感謝こそ口にされたが驚いた様子は全くなかった。ちなみにブルーシャトウ初挑戦の際に予約満了で入れなかった折系列のエアポート本館を勧められたが辞退した。私はあくまで「最高峰」を体感したいのだ。
閑話休題。
そもそも金津園自体が初めてだから優しくしてね(はぁと)と言えば、渋い声の紳士は数秒二の句が告げられないようだった。とはいえそこはさすが中部の雄。平成を取り戻した声で名前と電話番号を聞かれ、柏木耕一008-1919-0721と返答。15:00-16:00の間、あるいは17:00に電話をほしいと謎のチュートリアルを受ける。
お車でお越しですか?Exactly(その通りでございます)!車種は?うーん、レンタカーなんでよくわかんねーっす(´・ω・`)トヨタの軽的な何かだ、と小学生並の説明。場所はわかりますか?と聞かれたのでよくわかんなーい(;´∀`)と返答。もしわからなくなったら駅から電話してくださいと優しく対応してくださいました(まあHPに書いてある住所をカーナビにセットすればいいだけだがねw)。
さて、これで松本→白川郷→金津園→高山というアクロバチックな旅が確定しおったぞい。プレイ時間は150分なので、終了時には23:00。そこから高山のホテルに向かうと高速を使っても深夜2時!強行日程の観光、ゼクロス、長時間運転・・・このトライアスロンを経てもなお私は生き残れるのであらうか?その思いは軽い眩暈を引き起こしたが、すでに非日常のトップギアが入った私にとってはむしろ高揚の源泉にしかならぬ。すでに私は初志を貫徹する以外に選択肢のないpoint of no returnにいるのだ。
頭の中で「思い込んだら試練の道を行くが漢のど根性」という昔懐かしい歌がリフレーンする中で、私は白川郷へと向かったのであった。
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