
高松塚古墳の壁画館で保存の技術やキトラ古墳・朝鮮半島との比較を見た後、外の古墳跡に移動。
遠くから撮影。看板と人の大きさから、大体のスケールはイメージできるかなと。
にしても、こののどかな雰囲気はよいねえ・・・
まあもっとも、展示にもあったけど地元の人にとっては、高度経済成長期でどんどん開発してほしいという意向もあったようで、この辺は難しいところだわな。
貴重な文化財を保存する重要性はもちろんあるにしても、それが人を呼べるようなものじゃなかったら地元経済には貢献しないしね。
今でこそ「町おこし」という発想は当たり前になっていて、史跡なんかをどうアピールに活用するかはよく取り沙汰される。それでも石見銀山みたいに、(アカプルコ貿易とか日明貿易とかを通じ世界的な銀の流通に大きく関わった点で)日本という枠を超えた歴史的に重要な場所であっても、ぱっと見で価値が伝わりにくいし、行ったからとてやたら歩かされるとか、「で、これが何なの?」となって広がりがないしリピートもしない・・・みたいな史跡もあるからね。
こちらが案内板。
壁画や副葬品などあれこれ紹介されているが、実は埋葬者が誰なのかよくわかっていませんよと。
そんな歴史に思いを馳せながら、まったりと休憩。
過去の営為のあれこれ(社会とその変化)も興味深いが、国破れて山河在り(人類社会を超えた世界の変わらなさ)もまた真だよなあと思いましたマル。
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