やまじゅん通信 “きょうのヤマ場”

日本共産党前神戸市会議員 山本じゅんじ WEB通信

ゴミの取り残し、続出!

2008-11-05 | 環境・自然

 1日から家庭ゴミの指定袋制がスタートしました。朝から、近所を中心にクリーンステーションを見て回りました。クリーンステーションには、しっかりゴミが取り残されていました。いくつかのステーション付近で住民の方に話を聞きましたが、やり方が強引すぎるという声が多く聞かれました。人それぞれいろんな事情があり、特に独居の高齢者が増えたなかで、ワケトンブックだけ配られて「はい、指定袋になりました」と言われても、お年寄りは困るばかりじゃないかと怒っていらした方もありました。「せめて、最初に数枚程度、指定袋を無償で全戸に配布し、なくなったらあとは買ってね」というのならまだわかる、というかたもありました。いずれにしても、地域に全部押しつけただけやないかと一様に怒っておられました。なぜ、指定袋にするのか説明すらなかったとのことですから怒りは当然です。

 取り残された袋からは、腐臭が漂い、ハエがたかっているものもありました。また、いたるところで取り残しになっているために、かえって町のなかにゴミだけが増えた感があります。本末転倒ではないでしょうか。また、取り残しの時に貼るシールがなくなったとのことで、段ボールも一緒に回収していたところに遭遇しました。はじめから全部回収すべきです。特に、空き家の前にクリーンステーションがあるところでは、やはり多くの方が放火を心配されていました。もっと、ゴミを出す側の立場に立った配慮が必要ではないでしょうか。何よりも、本当の意味で、指定袋でゴミの減量につながるのか、やはり疑問に感じます。市の対応は改善すべきと思います。


守ろう、須磨海岸の自然環境

2008-05-26 | 環境・自然

 更新がストップしてしまいました。いろんな方から、早く更新をと励ましやおしかりの声をいただきました。いろいろご心配をおかけしました。今日から、再開します。

 先日、須磨海岸の自然観察会に参加してきました。今年は須磨駅の東側、赤灯台付近まで歩きました。ハマヒルガオがちょうど見ごろ。また、ハマボウフウなど大阪湾の中でも須磨海岸でしか見られない希少種もあるとのことで、それだけ須磨海岸がより自然に近い形で残っている数少ない海岸であることを実感しました。しかし、これら海岸の植生も海水浴シーズンまで。海の家の建設とともに重機によって荒らされ、多くが抜かれてしまうそうです。
今年、須磨海岸の条例ができました。しかし、関係者の意見調整は決して十分ではありません。私たちの提出した、関係者の意見調整を図るための修正案は否決されました。今回、須磨の海岸植物の植生を観察しましたが、海岸の植生や自然環境について保護や啓発など“自然”としての須磨海岸を保全する担当の部門もやはり必要だと感じました。今後も、須磨海岸の問題はみんなで考えよりよい方向へと改善をはかる必要があると思います。そのための十分な機会は保障されるべきだと思います。