きょうの俳句

癌と闘う自分への応援詩
--志賀たいじ[花冠同人]の俳句ブログ

きょうの俳句(9/17)ー老人の日       

2007-09-17 06:59:46 | Weblog
花茗荷の香りとともに帰りくる
赤とんぼ影確っかりとレンガ塀
老人の日の街はゆるりと人流る
医療事業団の仕事で農家の老人を保健巡回訪問している息子の嫁が花つきの茗荷を戴いて帰宅した。帰るなり消毒薬の匂いでなく、茗荷の香りが玄関に広がった。
昨日は敬老の日を繰り上げて、市主催の祝賀行事があり、芸能舞台や記念品授与など祝日を楽しませてくれ、年寄りが街中に溢れた。私は参加出来なかったが、何時もと様子の違う街の人の流れの景に自分を含めて市民の高齢化を実感した。 

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
花茗荷 (大山 凉)
2007-09-17 08:23:08
花茗荷の香りとともに帰りくる
花茗荷の香りはいいですね。ほっとします。
お嫁さんがそんな香りと一緒にお帰りになる、穏やかな毎日が見えるようです。
返信する
大山 凉 様へ (志賀たいじ)
2007-09-17 11:01:01
"花茗荷"の句に嬉しいコメントを有難うございます。現役を退いた後も、子が成長して手の離れた時から参加している医療事業団の仕事、辺地の老人訪問看護に夜中でも出向くボランテアに近い仕事振りに家族も陰ながら応援していますが、改めて老人の日を前にした花茗荷の香りと一緒に帰宅した疲れを顔に見せぬ明るい嫁の姿に爽やかさを感じての一句でした。
返信する