きょうの俳句

癌と闘う自分への応援詩
--志賀たいじ[花冠同人]の俳句ブログ

きょうの俳句(9/16)ー沢竜胆       

2007-09-16 06:29:12 | Weblog
湿原の静けさたたえ沢竜胆
雨だれの闇艶やかに夜長し
紙芝居声透りくる路地の秋(推敲)
<薔薇園に>
秋月という秋薔薇もあざやかに
隣市に行って通り縋りに薔薇園に立ち寄った。以外にも夏に見た時より秋の薔薇が華やかと言うよりもとても色鮮やかだと思った。昼夜の気温差が大きいので色が鮮やかになるのだと言う。秋月という薔薇の控えめの品の良い黄に惹かれた。

4 コメント

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好きな句 (河野渓太)
2007-09-16 14:39:53
湿原の静けさたたえ沢竜胆
可憐な草花が静かな湿原の岸辺にちらほらとうずくまっている様子が想像されます。秋の風物詩を平易なことばでさりげなく詠まれているのが大変印象的です。
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河野渓太様へ (志賀たいじ)
2007-09-16 16:19:51
"竜胆"の句に嬉しいコメント有難うございます。秋の湿原のひっそりとした空間に陽差しにだけ心許すかに紫に花を開く竜胆の控えめな景がとても惹かれました。
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好きな句 (井上治代)
2007-09-16 22:39:46
湿原の静けさたたえ沢竜胆

 広い湿原にひっそりと静かに咲いている沢竜胆。そのような光景を思い浮かべると、心が澄んでくるように思います。
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井上治代様へ (志賀たいじ)
2007-09-17 06:55:37
「竜胆」の句に共感戴き有難うございます。人影のない湿原の一隅にひっそりと咲く紫の沢竜胆の花に静かな佇まいを見つけ暫くは其処を離れることが出来ませんで、心が洗われる思いがしました。
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