きょうの俳句

癌と闘う自分への応援詩
--志賀たいじ[花冠同人]の俳句ブログ

きょうの俳句(9/18)ー釣瓶落とし       

2007-09-18 08:00:46 | Weblog
実はまなすに釣瓶落としの陽が注ぐ
色うすき野の花露にきらきらす
朝冷えや温み引きよす薄布団
北国はこの処すっかり秋めいている。昨日の予報は最高18℃最低13℃、木の葉の色も急速に変化に向っている様に感じた。一番変化の激しいのがやはり七竈、真っ赤な実を隠してゆくかに葉を赤くしている。今朝は肌寒さを感じてか、寝相の悪い私も無意識に布団に包まって居た。

4 コメント

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好きな句  (大給圭泉)
2007-09-18 08:26:17
実はまなすに釣瓶落としの陽が注ぐ
もうはまなすは実になってますのね、花の綺麗さが昨日のように思われるのではと思われます。日の短さ落ちる陽がはまなすに注ぐ夕日が見えるようです。とにかく日の過ぎ去る早さはいつも驚いています、年のせいですかね。
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大給圭泉様へ  (志賀たいじ)
2007-09-18 16:54:13
"釣瓶落し"の句に嬉しいコメント有難うございます。我が家の近くの福祉会館になっている「オピッタの家」の庭の植え込みのハマナスが赤い実を付けた。釣瓶落しの低い陽ざしが葉影の実を照らし出すように注いでいる。陽が落ちるまでの短い時間の輝きの姿です。
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好きな句 (かつらたろう)
2007-09-18 20:32:02
☆朝冷えや温み引きよす薄布団
こちら京都では、日中は33~34度の厳しい残暑ですが、夜になればかなり涼しくなり、朝方には少し冷えて、肌寒くなるほどです。夜中に温度調整に起き上がってしまうほどで、一日にこれだけ温度差がありますと、盛夏の時より暑さもかえって厳しく感じてしまいます。仕事仲間の間では、「今の日本の政治のような温度差だね」と冗談を言っています。後書きも拝見させて頂きましたが、北国のあまりにも急激な季節の変化には驚くばかりです。御句を拝見して本当に実感として、秋の到来、季節の移ろいの早さに共感します。
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かつらたろう様へ (志賀たいじ)
2007-09-19 07:09:33
"朝冷え"の句へ共感戴き有難うございます。仰る通り皮膚の毛穴も敏感に相対温度差に反応する様ですね。当地の様に絶対温度が下がって来れば、これ又べつでしょうけれど。でも全体的に平年よりも1~2℃高く推移しながら秋を深めている様です。
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