きょうの俳句

癌と闘う自分への応援詩
--志賀たいじ[花冠同人]の俳句ブログ

きょうの俳句(9/30)ー露草       

2007-09-30 11:19:12 | Weblog
・吹きガラス冷めゆく光り秋灯下
・朝露の濡れ邸門の錆ひかる
・また明日もと思う朝の露草に

 二日前、立ち話した同年配の知人が急逝した。何時もよりずっと饒舌で楽しそうま振舞いに聞き入って彼の別の一面を見た気がした。心筋梗塞だった、急に寒くなった時期に多い。私はこの頃心行く一日にする様に心がけ、毎日を明日に繋げる暮らしをと願っているが、若しかしたら彼も同じ心境になっていたのではと思った。佛縁を戴いて今日通夜にお参りする。

2 コメント

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好きな句  (大給圭泉)
2007-09-30 21:47:20
また明日もと思う朝の露草に
朝の露草の綺麗さが溶けるのだそうです、なんと儚さを感じますね、日一日一日を大切に過ごしたいですね、弱い私も思います。
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大給圭泉様へ (志賀たいじ)
2007-10-01 08:50:35
"露草"の句に共感のコメント有難うございます。この頃は、急な冷え込みのせいか、露草に朝逢うことも以前の様でなくなりました。一朝の露草にも衰え、秋の深まりなのでしょうね。二日前に立ち話をした知人がその翌々日に心筋梗塞で亡くなられ、ショックでした。今朝露草に逢ったが明日も逢えるのだろうか、ふと思い浮かべました。一日一日を大事に過したいですね。
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