犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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パンツ引退を飾る

2020年08月12日 | 日々
[あらまし] 母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、
6月末に特別養護老人ホームに入居した。

毎日々々何かを掃除したり、片付けたり、捨てたりしている。
一日で一気に大掃除する、というのではない。
そんなことで済む量ではない。
大掃除でやるようなレベルの掃除を、毎日、少しだけやる。
それを、ずーっと続けている感じ。

暑いし、へこたれてくる。
今日のやることリストに何も書かないでボーッと過ごす日が欲しい。
唇が紫になるまで渓流に浸かっていたい・・・(危険



ダイニングキッチン、食卓と椅子四脚のセット。
椅子に汚れがたまる。
老母が汚れた手で触れるから、肘掛けがえらいことになっている。
背もたれも汚れきっている。

思い出した。

若くて元気な頃、飼い犬ジーロくんは、
人が腰掛けている椅子の背に上るのが好きだった。
狭いし、もたれられなくなるし、暑苦しかった。
かわいいけどさ。

そして彼は、延々と肘掛けを舐め続けるのだ。
人間のアブラが浸み付いていて、うまいのだろうか。
塗装もハゲてガッサガサになるまで、犬は肘掛けを舐め続けた。

そんな飼い犬ジーロくんも、15歳になり、
2、3年くらい前から、椅子には上がらなくなった。

椅子の汚れはたまる一方になった。



母の衣類を片付けた。
着ていないきれいなものと、着て汚れてしまったものと、一緒くたに
袋に詰め込んであった。

ひととおり洗濯し終わった。
さて、余ったリハビリパンツやパッドを片付けよう、と
何種類かの袋を集めた。

ところが、そのうち一つは中身がオムツではなかった。
オムツの空き袋に、母が衣類を「整理」してあったのだ。
他の棚にもいくつかこういうものが有ったので、
分かっちゃいたけれど。
中身の見えない袋に物を「片付け」ると、こうやって後が困る。



オムツの空き袋に「整理」してある衣類を出してみた。
それは、全て、母のパンツであった。
悲しいかな。
尿の漏れに気付かない母は、リハビリパンツを着用することが必須になっている。
もう、このパンツらは二度と履かれることは無いのだ。

大量の古いズロース。

水曜日の古布回収に
いや、燃やせるゴミで出しましょう。



木製の椅子が垢で汚れているのを、風呂場で丸洗いした。
試しに、食器用の中性洗剤で洗ってみたが、いまひとつであった。

やはり、セスキに越したことはない。
セスキをスプレーして、トイレットペーパーをかぶせ、
さらにスプレーして、しばらく湿布する。

すると、汚れが溶けて浮いて紙に茶色く染みてくる。
ウヒヒ

こうなってから紙を剥がしてみると、
真っ黒にこびり着いていた垢が、ヌラリと解けている。
気持ち良く拭き取れる。



こうして掃除しても、塗装は剥げない。
犬の舌も、猫ほどではないが、紙やすりの役を果たしていたのか。



汚れが厚いので、一回湿布したくらいでは落ちきらない。
スプレーして湿布して拭いて湿布して拭いてスプレーして拭いて

大量の雑巾が必要だ。


有るじゃないの。

母よ、あなたのズロースは、椅子掃除にたいへん役立ちました。
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