犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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濾材屋

2020年08月11日 | イキモノタチ
[あらすじ] 多摩丘陵のどこぞの谷戸の奥の水路で掬ってきた魚はドジョウだった。

2㎝程度に小さくて、ドジョウらしさもよく見えなかったが、
今は4㎝くらいに育って、細長い体形や円い目や口元のヒゲがよく見えて
ドジョウらしくなってきた。

掬ってきた当初は10匹いた。
うち、2匹の成長が悪い。
1ヶ月ほどして、そのうちの1匹が死んだ。
もう1匹も、ほとんどサイズが大きくならない。

成長ホルモンが出ないのだろうか。
ドジョウの生理学はどんな事情なのだろう。
この1匹も、長くはあるまい。

もう1匹、小さめなのがいる。
これは、成長はしているけれど、他の者より一回り小さい、といった程度だ。
異常というよりは、ちょっと弱い個体なのではないだろうか。



水質の変化を好まない、という。
水換えは、水槽の3分の1程度にとどめるのが良いそうだ。

30㎝水槽の水の3分の1など、底砂利の掃除をしていると
あっという間に排出されてしまう。
まあ、そんなもので良いのだろう。



砂利や、フィルターの中にバクテリアが棲み、
その微生物が汚れを分解する。
そういう目に見えにくい仕組みが働いている。

ピッカピカにきれいにすることがきれいではないのである。
自浄の仕組みを維持することが、きれいなのだ。



水槽の角に、フィルター付きのポンプを取り付けている。
吐水口から水が出て、ささやかな水流が水槽の一角にできる。
ドジョウが元にいた環境も、水路だった。
流れは必要だ。

フィルターは2つの部分で構成されている。
一つのケースは中に細かい活性炭が入っている。
もう一つのケースは、粗い繊維のシートが巻いてある。

フィルターを交換すると、繊維の部分などはあっという間に汚れる。
汚れる、と見えるが、ここにバクテリアが棲んでいる、というわけだ。



フィルターは2週間に1度、交換する。
活性炭の効果は2週間だ、というのだ。

2度目に交換した際に、次の分をインターネットのショップで注文しようとした。
すると、最初に買った時は600円くらいで買えたのだが、
どう探してもそんな値段の物は無く、1500円くらいする。
2個セットの商品なので、2週間に300円ならいいか、と思っていたのだが。



そうだ。
炭なら持っている。
細か過ぎて燃料にするには煩わしいような炭のくずを砕いて使えば良い。

さっきポイと棄てたフィルターケースを、ゴミ箱から拾い出す。
ケースは簡単に開いて、中から細かい砂利のような炭が出てきた。
ひとまず、これを洗って、天日で干して再利用すれば良いではないか。



繊維のフィルターのほうが安価だ。

とは言え、こっちもフィルターだけ交換できるのではないか。
さっきポイと棄てたフィルターケースを、ゴミ箱から拾い出す。

繊維のフィルターは、プラスチックケースに巻いてあるだけだ。
なんぞを巻き直せば良いではないか。

そうだ。
戸棚の中に、古いガーゼだの脱脂綿だのが売る(売れない。古い。)ほど有ったではないか。
巻いてみる。
ちょうどいい。



戸棚の中に有った軍手や蠅叩きは
エアコン掃除に重宝したし、
大量のガーゼや脱脂綿は今後、フィルターとして使い切ることができそうだ。

実家の戸棚の中のなんだかな物どもが、
途端に宝の山になってきた。
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