犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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自家薯

2022年11月26日 | うつろい

ヤマノイモの蔓がボケやツツジにひどく絡んでいる。

ヤマノイモの蔓は強い。
簡単には切れず、節も無い。
だから、取り除こうとして引っ張ると、
絡まれている木の枝のほうが折れてしまう。

絡まれた木は、日当たりが悪くなる。
このままではいけないというんで、枝をやたらと伸ばす。
相乗効果で繁みが増大する。
庭の生垣として、美しくない。

それでも何年かヤマノイモを放置してきた。
ムカゴが採れて楽しいのと、イモが育ったら食ってやろう、
と考えたからだ。

時は満ちた。
掘るぞ!



ボケの枝はやわらかい。
ヤマノイモの蔓を、まあまあ慎重に外してゆく。
きれいに黄葉している。

蔓をたどって、根元がどこか見付ける。
そこを掘るべし掘るべし。


15㎝ほど掘ると、やっと根が見える。
ひげ根がヒョロヒョロと八方に広がっている。
そこから下がイモである。

シャベルは、グッと地面に差し込んで、柄を下げて掘り起こす動作で使う。
普通は。
しかし、ヤマノイモに向かってそうすると、
イモが折れてしまう。

だから、縦にシャベルを入れて土をほぐしたら、
後は土を手で掻き出す。
深くなるほど、この作業になる。
地面にうつ伏せになって、腕の届く限り深く掘る。
指先が金属製のモグラみたいだったらいいのに。などと思いながら掘る。

というところまでいかなかった。

途中で、イモの周囲に太い木の根が出現した。
2021年の5月に、ここに生えていた夾竹桃を伐ったのだ。
その根っこが残っている。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/dba5e635f894d3ea6d3d508d78df7a0d

木の根と木の根の間にイモは伸びている。
けっこうしっかりした根っこなので、切る気にもなれない。
土の中の根を鋸で切るのは、これまたけっこう厄介だ。



このヤマノイモがここに何年生えていたのか、正確には分からない。
土がやわらかく良かったのだろうか、
イモは案外太目に育っていた。

自然薯ならぬ、自家薯だ。

いくつかに折れてしまったけれど、まあまあの収穫。



もう一ヶ所、
ツツジの植え込みの中からヤマノイモが伸びている。
ツツジを覆い、ビワの木に絡んでいる。
これも美観を損ねている。

掘ってみたけれど、これは躑躅の根に阻まれて早々に断念。
ツツジの根というのは、くにゃくにゃと複雑に伸び、
そしてまた太い根はとても太い。地上部分よりずっと太い。
そして硬いので切る気にはなれない。

欠片だけ採って食べた。



今年はムカゴが小さめだった。
しかも少ない。
来年以降のイモのために、食べずに取っておいて、植えようと思う。

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