十年あまり前は、東芝のLibrettoというB5サイズのノートパソコンを使っていた。
小型で持ち運びに便利だったが、当時はインターネットに接続はしていなかった。
さらに15年くらい遡って、1990年代後半には、
ブラウザボードという電子手帳を使っていた。
名前のとおり、インターネット接続できた。
携帯電話に繋いで使うのだ。通信費が高くつくのであまり使わなかった。
こう思い出してみると、私のモバイ . . . 本文を読む
鞄からタブレット型のパソコンを取り出したら、
「そういうの持ってるタイプじゃないと思った。」と言われた。
まあね。
ガラケーだしね。
携帯が壊れない限り、スマホに切り替えるつもりは無いしね。
気になる事はすぐに調べたい。
ちょっと出かけるのにだって、
樹木図鑑と昆虫図鑑と鳥類図鑑と地図を持ち歩きたい。
こんな人にスマホは最適だ。
だのに、壊れないと買い替えない、という気質が邪魔をしている。
だ . . . 本文を読む
四月一日では飽き足らず、毎月一日に法螺を吹こうと、
四月馬鹿ならぬ毎月馬鹿を敢行している。
つまり昨日は正月馬鹿であった。
しかし、前半は丸々事実。
同居の母85歳パーキンソン病要介護2認知症状少々は、
元旦、転倒していた。
ガタン!と倒れたわけではない。
元旦なのに。
ずるりと倒れて、起き上がれないという状態になる。
日中の薬が効いている時間なら起き上がり動作はできるが、
夜半に転ぶと起き上 . . . 本文を読む
昨日は毎月一日の法螺の日でしたが、
法螺と言うより、ゴマカシ?
※
飼い犬ジーロの頭の上に、何かお飾りを載せることにしたのは、
友人Mが編みぐるみで鏡餅を作ってくれたのがきっかけだった。
それ以来、偶数月は私、奇数月は友人Mということにして続けてきた。
11月終わりが迫ってMにメールしてみると、
「急ぎの仕事が入った!
まだ食材を仕込んでもいないよーー」との返事。
実を言えば、11月中に . . . 本文を読む
毎朝、六時前にヘルパーさんが来てくれる。
一年近く、週に4回来ている人にも、犬は吠える。
しばらく吠えて止む場合が多い。
ずっと吠えていることはあまり無い。
吠えながら近付いて、においを嗅いで、確認する。
確認できたら落ち着いたりする。
近付きやすい相手だと、確認しやすいので、落ち着きやすいわけだ。
パタパタと行ったり来たり、作業に忙しい雰囲気の人と、
ゆったり動く人と、
腰をおろして母に話 . . . 本文を読む
昨日は一日。
毎月恒例の法螺話でした。
シャラシャラという音あたりからが法螺。
パーキンソン病のためのドーパミン製剤で
はっきりとした夢を見たり、幻覚を見たりするのは本当の話。
子供の頃、一時期、家に鼠がいた。
壁の中からパタパタパタと駆け回る足音が聞こえる。
ドンと壁を叩くと、ひっそりと鳴り止む。
しょっちゅう叩いているうちに、ここんちは居心地悪いや、
ということになるのか、いなくなる。
. . . 本文を読む
[あらすじ] 母85歳パーキンソン病、要介護2。
人間が活動するために、ドーパミンという物質が必要だ。
パーキンソン病ではドーパミンが行きわたらず、
身体の動きや頭の働きが悪くなる。
関節が固くなって寝たきりになるケースも有る。
うちの母の場合、あまり進行しないタイプのようだ。
ただ、症状に日々の波は有る。
ドーパミンそのものの製剤や、ドーパミンが片付けられてしまわないようにする薬を
組み合わ . . . 本文を読む
今日は都民の日ということで、子どもらは学校が休みなのか。
足元には折れ枝だの何だのがまだまだ有るので、出ないに済むなら
それに越したことはない。
近所の神社の木が二本、倒れた。
二階建ての上の物干し台がモゲてしまった家も有る。
どちらも、ケガ人が無かったのが幸いだ。
中央道は朝6時過ぎには開通した。
7時にはいつものように渋滞し始めている。
※
数日前、同級生と集まって酒を飲んだ。
遅れて . . . 本文を読む
[あらすじ] 都内のある私立高校で、創立70周年記念式典音楽の作曲を非常勤講師に依頼。
ただし報酬は特に無いという。んなことやってられっかというわけで、
授業内容を作曲にして、理論に基づいた籤引きで作曲した。
というのは、嘘です法螺ですそんな事実ございません。
あー、せいせいした。
毎日書いているブログで、毎月一日に法螺を吹いている。
毎日読んでくれている人や、たまたまその日に流れ着いた人には . . . 本文を読む
都内のとある私立の女子高校が、創立70周年を迎えた時のことである。
その学校のブラスバンドの指導をしている、古い友人から聞いた話だ。
音楽の教員が校長に呼ばれたので何かと思うと、
記念の楽曲を作れとのことであった。
それはひと仕事だということで、報酬の話になる。
その教員は、通常、作曲家に委嘱するとこれこれくらいはかかるけれど、
自分はこれくらいでやりましょう、と言った。
しかし、予算は組んで . . . 本文を読む
亡父が網戸を嫌ったので、私の家には網戸が無い。
さあ全ての夏の生き物よ、お入りなさい。ってなもんである。
その上、自然豊かである。
隣家は農家で、台所に近い側は鶏小屋だった。
その鶏小屋は以前、牛小屋だったそうだ。
台所にはいつも蝿が何匹も飛んでいた。
お祖母ちゃんが亡くなり、相続税対策として土地を切り売りし、
鶏小屋が無くなったら、我が家の蝿もいなくなった。
蝿はともかく、蚊だの蛾だのは飛ん . . . 本文を読む
明け方、目が覚める。
東の空が色づき始めている。
夕焼けの美しさはみんな知っているが、
夜明け前の空のもじもじとした美しさを毎日見ている人は一部だ。
早起きさんか、夜を徹して働く人たちか。
子どもの頃から、自分ひとりの時間が好きなのと、
自分の足で出かけるのが好きなのとで、
日の出前から自転車で出かけるのが好きだった。
自分の他には新聞配達のバイクくらいしかいない。
誰もいない道を自転車で思う存 . . . 本文を読む
少々急いでいた。
母85歳PDがデイサービスでいない間に、掃除、洗濯、片付けをして、
ペンキ塗りや雨樋の掃除をして、料理をして、あれしてこれして。
それに今日は、友人silkちゃんの誘いで、午後はボイストレーニング教室に行く。
でもその前に料理をしておきたい。
ああでも材料が足りない。
最寄りのスーパーはほんの300メートルくらいの所に在る。
20年くらい前に買った、マウンテンバイクで行けばあ . . . 本文を読む
生まれて初めてのことをする。
嘘をつかなかったことを、謝るのだ。
自分で四月一日ならぬ「毎月馬鹿」と称して、毎月一日には法螺を書いているのに、
昨日は、忘れました。
まったく忘れておりました。
いつも、下旬ともなると、明けて一日にはどんな法螺を吹こうか、
あれこれ考え練り上げるのだが。
この頃はそんなことを考える余地も無く、部屋の片付けと掃除と退所準備にいそしんでいた。
これがほんとの四月馬 . . . 本文を読む
そういうタイプの犬を飼ったことの無い人が見ると、ギョッとする。
除草剤でも撒かれていたのではないか、と心配する人もいる。
しかし、特に具合が悪いのではない。
朝の健康習慣なのだ。
わが飼い犬は、苦しそうに繰り返しえづいて、ようやっとのこと草を吐き出す。
「オッ、オッ、オッ、オッ、オッ、オッ、オッ、オッ、グオェエエエ」
「オッ、」のところで、肋骨が波打つ。
一回吐いたのでは残るようで、必ず二回目が . . . 本文を読む