門先に、あれこれの鉢植えに百円の値を付けて置いている。
庭で殖えるものだ。
勝手に殖えるものを売ってんだから楽な商売だろう
と思わないでくださいよ。
ひっこ抜いて捨てりゃ済むものを、
鉢に上げて体裁を整えて出すには、
百円以上の手間が掛かっているような気がする。
ーーー
その商売がだいたいにおいて
まともとは思えないのですよ
その辺で拾った石を売るなんて
売れるわけがないのを承知の上でし . . . 本文を読む
毎朝ドッグランに行く。
深大寺ドッグランの周辺は広く平たい公園用地だ。
南西側には神代植物公園の森が有るが、
北東側は整地され、木も無い。
つまりは吹きっさらしである。
さみんだわ。
夜の明ける時、一気に霜が降りる。
地面がサーッと白く染まる。
この時季、深大寺の朝の鐘は6時に鳴る。
お日さんよりも、坊さんや犬ころや飼い主どものほうが早起きというわけだ。
※
犬と人のため、ドッグランに . . . 本文を読む
やっとストーブを出した。
本棚の整理をしている都合で、ストーブを出すのが遅れた。
空になった本棚を移動させる時に、
ストーブや煙突が有ると邪魔だからだ。
その間に、東京は’真冬並みの寒さ’の数日も有った。
寒かった。
我が犬ウーゴくんはしっかりと毛深いので、寒くてもへいチャラだ。
そして、
ストーブが怖い。
見慣れない物というだけで怖いのに、
更に、時々「パチ!」とか「ゴン!」とか鳴った . . . 本文を読む
庭の南縁の真ん中に、櫨の木がある。
高く伸びて、枝を広げている。
秋には実を付ける。
脂肪分を多く含むそうで、鳥が喜んで食べに来る。
飛ぶというのはやっぱりたいへんなエネルギーが必要だという。
しかし、飛ぶにはやっぱり軽いほうがいい。
エネルギーを体脂肪などの形で身体に蓄えるわけにはいかないのだ。
だから鳥は、しょっちゅう少しづつ食べているのだそうだ。
たいへんな暮らしだ。
だから、少量で高カ . . . 本文を読む
[あらすじ] ダイオキシン問題や、建売お隣ベランダ物干し問題などがあり、
焚火をしなくなった。
落ち葉は積もり、土となり、我が庭の標高は年に1cmくらいのペースで高くなる。
48年前に引っ越してきた時に並べた石垣を越えて土は溢れる。
いかん。
埋もれた石垣を浮かして上げるのだ。
梃子の原理で少し浮かした石の下に土を突き込む。
この繰り返しで、地面に埋もれた重たい石を、地上まで上げることができる . . . 本文を読む
[あらすじ] 30年前、ダイオキシンが問題にされ、焚火ができなくなった。
その後、焼却炉の機能が上がり、問題は収束したが、
燃やすことへのマイナスイメージだけ残った。
庭の雑草、切り枝、落ち葉の焚火ができず、溜まって朽ちて土となった。
土が増える。
30cmくらい土が溜まっている。
ダイオキシン問題が話題になった頃から焚火をしなくなった、と考えると、
30年で30cmということにできる。
年に . . . 本文を読む
いっとき、ダイオキシンけしからん、ということでたいそう問題になった。
あれは30年くらい前か。
調べてみると、90年代に話題にのぼるようになったそうなので、
やはり30年前という感覚で妥当なようだ。
ゴミを焼却する際に発生する有害物質ということか。
その後、焼却炉の技術が進み、高温で燃焼させることによって
ダイオキシンの発生を抑えることができるようになった。
※
ダイオキシンが話題になった . . . 本文を読む
火鉢はじめました、と昨日書いた。
火鉢を始めたら、途端に焼き芋もやりたくなった。
至極当然の流れじゃ。
スーパーで薯を買ってきた。
庭でサツマイモを作りたいとも思ったのだが、
葉は広く繁り、期間も長いので、ちょっと厄介そうだからやめた。
ご近所幼なじみの友人Mが、
「途中で葉をひっくり返さなきゃなんなかったりで、
けっこう面積も要るし、たいへんだよ」と言う。
※
朝、庭先で火を焚いて、炭を熾 . . . 本文を読む
東京都下深大寺界隈も寒くなってきた。
確か昨年は12月1日にストーブを出したように記憶している。
薪ストーブだ。
煙突を天井から吊って、本体を部屋の真ん中に据える。
なんでも怖がる我が犬ウーゴくんは、もちろん怖がる。
天井の煙突も怖いし、ストーブ本体も怖い。
火を入れて室温が上がると、ピシピシと壁が鳴るが、これも怖い。
お気の毒ではあるけれど、まさかストーブ無しで冬は越せない。
今年もそろそ . . . 本文を読む
ヤマノイモの蔓がボケやツツジにひどく絡んでいる。ヤマノイモの蔓は強い。簡単には切れず、節も無い。だから、取り除こうとして引っ張ると、絡まれている木の枝のほうが折れてしまう。絡まれた木は、日当たりが悪くなる。このままではいけないというんで、枝をやたらと伸ばす。相乗効果で繁みが増大する。庭の生垣として、美しくない。それでも何年かヤマノイモを放置してきた。ムカゴが採れて楽しいのと、イモが育ったら食ってや . . . 本文を読む
あれこれ染めるのに使いたくて、
球根を買って、
サフランを植えて、
花が咲いて、
雌蕊を摘んで
今日、
全部カビてしまっているのを発見した。
うおおお。
もったいない。
干さなきゃいけなかったんだな。
カビてみると、干すのなんか当っっっっったり前のことなんだけれど、
摘んだ、わーい、アホアホ密閉容器に入れていた。
がっくり。
来年に持ち越し。
さて、
来年の私はこの事を憶えているでしょ . . . 本文を読む
庭の花水木が育ち過ぎている。
伐ることにする。
よく見てみると、2メートル前後のところに、
太い枝を払った痕が2,3ヶ所有る。
いやいや。
その枝は残して、高さを止めていたら良かったんじゃなかろうか。
花水木の南側は、珊瑚樹が高く繁り、椿も高く繁り、
日当たりが良くなかった。
その上、枝を払ったからか、高く伸びたのだろう。
あんまり高く伸びたので、
花が咲いてもあんまり見えないし、
紅葉も高 . . . 本文を読む
我が家のビワの木が実を付けるようになって何年か経つ。
桃栗三年柿八年 枇杷は九年にして生らず
とかなんとか言うんだっけ。
躑躅の植え込みの中から枇杷が頭を出して伸びてきた頃には、
3年目くらいになっていたのではないかと思う。
最初の年の実は素晴らしく甘かった。
実は小さいが、味は濃く、感動が有った。
その後、実が小さい上に味が薄く、
水分を取るにも物足りないし、種は大きい
という、なんとも . . . 本文を読む
ほぼ毎日、東側のお隣から
「ぱちん、ぱちん、」と
植木鋏を使う音が聞こえてくる。
切った木から枝を外しているのだろう。
そうして、細い枝はゴミに出し、
普通のゴミとしては回収してもらえないような太いものは、
ウチにくれる。
我が家は薪ストーブを使うので、大歓迎である。
とにかく毎日、鋏の音が聞こえてくる。
70歳くらいの女性である。
毎日あんなに切って、手は痛くならないのか。
※
玄関先 . . . 本文を読む
落花生は掘りたてを塩茹でするのが旨い。
近所の農家の直売で掘りたてを買うこともできるが、
自分で作るのが一番だ。
食べたい時に掘れば良い。
というワケで、今年は落花生を植えた。
この秋は旨い旨い塩茹でピーナッツを堪能した。
来年も、その後も、引き続きやりたい。
そこで、種を取った。
掘った落花生を、塩茹での場合は掘ってすぐに茹でる。
煎る場合は先に干す。
豆として食う部分が、種となる。 . . . 本文を読む