蘇州にいるとテレビで台湾の情報が豊富に伝わります。香港やマカオよりはるかに多い。政府が意識的に増やしているのでしょう。その結果、台湾は中国の一部という意識が知らず知らずのうちに中国人の中に浸透していっている、という気がします。
第4中国中央電視台は毎日朝7時半からの30分と夜8時半からの30分に「海峡両岸」という番組を持ち、台湾のニュースや解説を放送します(写真)。北京のスタジオにいる司会者と台北にいる台湾人の解説者がやり取りする姿が画面に映し出されますが、両方とも標準語を話すので、全く一国内の雰囲気です。
このほか第6中国中央電視台が「台湾万象」という番組を持っていますし、台湾情報に限りませんが「華人世界」とい番組もあります。
さらに最近は、一般ニュース番組でも台湾関係の情報が増えました。台湾で1年前に発足した国民党の馬政権が大陸との直行便や投資対象拡大など関係強化策を次々に打ち出したからです。
蘇州に来る前は、共産党一党独裁の大陸と、国民党と民進党が選挙で政権交代する台湾とは「水と油」のように思っていましたが、このごろは「血は水より濃い」という言葉を思い浮かべます。
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