農業をやりたい!

美味しい果物・野菜を作ってみたい。全くの経験なしでも、農家になれるのか? 憧れの農業ライフへのチャレンジをつづるブログ

就農相談 in 岡山

2011年04月03日 | 就農関連
こんにちは、将来、農業をしたいエダマメです。

前回は、市民農園を借りることができなく、残念だったということを書きましたが、今回は、岡山に就農のことを聞きに行ったことを書きます。

新幹線で大阪から50分、と大阪からとても近いところにあります。岡山駅から歩いて10分ほどの岡山県農業会館に足を運びました。

今回は、前回の兵庫県の就農相談と違って、一対一の個別面談です。岡山県の就農相談窓口の人に電話をし、予約を取り付けました。そして、予約当日、少しの不安を抱えながら、エダマメは面談に臨みました。

面談をしてくれるのは、にこやかな笑顔が絶えない年配の男性(仮にTさんと名づけます)の方でした。エダマメみたいな飛び込みの面談も珍しくないのでしょうが、きっと色々な人が来るのでしょう。Tさんは、にこやかな笑顔の中にも、エダマメを観察して、こいつは本当に農業ができる人材なのかを厳しく値踏みされたような気がします。

まずは、質問状といった紙を渡されて、それを埋めていくように言われました。何が作りたいのか、どれぐらいの土地を考えているのか、家族構成、または自己資金などの質問状です。聞かれる内容は、大体、兵庫県の時と同じでした。そのため、ある程度、エダマメはすらすらと答えることが出来ました。

面談の前に、岡山県から就農についての資料一式が届いていましたので、それを一読していきました。そのため、Tさんも色々と説明する手間が省けたようで、こちらから色々と質問をする時間を作ることが出来ました。

作りたい農作物も、ぶどう(ピオーネ)、と絞って答えました。そうするとTさんも説明がしやすかったようで、色々の具体例を交えた話をしてくれました。特にエダマメは、就農までの手順が知りたかったのですが、それにも親切丁寧に教えてくれました。

説明を受けた就農までの手順は以下のようです。
やりたい農業のイメージを固める→就農相談→就農候補市町村の現地視察→農業体験研修の申し込み→書類選考→オリエンテーション→面接→農業体験研修(一ヶ月)→農業実務研修の申し込み→認定審査→農業実務研修(2年間)→新規就農

農業は個人で始めること出来ますが、技術がなかったら農作物を作ることが出来ません。そのため、まず、既存の農家にその技術を教えてもらわなくてはいけないのですが、赤の他人が、突然見知らぬ農家に行っても、技術を教えてくれません。そこで、県の就農支援組織が、新規就農者を色々とバックアップし、農業が出来そうという人を農家に選抜して送り込み、新規就農者として、国に認めてもらうという流れが出来ている、と理解しました。

Tさんから受けたアドバイスは、小さい子供がいる家庭なのだから、まず、就農する土地を決めなさい、とのことでした。岡山県の中で、ピオーネを作る新規就農者を募集している地域も数多くあるが、新規就農や定住の支援制度が整っているところほど、生活が不便なところが多い。たとえば、スーパーや病院まで一時間かかる、など。小さな子供を連れての就農なら、まず、奥さんと一緒に、生活できる土地を選ぶことが先決、と言われました。特に都会から出てくるのなら、なおさら、ということです。そして、6月頃に、バスで農家をめぐる現地視察というものがあるからそれに参加して、その地域を見なさい、と言われました。

確かにエダマメや妻にとって、病院まで一時間かかるというのは、子供のことを考えると少し怖いと感じています。今までは、その土地が行っている就農支援制度や定住支援制度に目が向き勝ちでしたが、改めて、自分が一生住むであろう土地についてはゆっくりと探そうと思いました。

実家が農家という人に比べて、新規に就農する人のメリットは、明らかに就農する土地を自分で選ぶことができる、という点ですので、それを大いに生かして、農業を新しくやっていけそうな土地をあせらずに探していこうと思います。

それでは。