農業をやりたい!

美味しい果物・野菜を作ってみたい。全くの経験なしでも、農家になれるのか? 憧れの農業ライフへのチャレンジをつづるブログ

遊び心と心の余裕

2015年01月09日 | 就農関連
きなこです。
なんだか、毎日雨か雪の降っている丹波です。ついでにやっぱり寒いです。

今週は、三男君の保育園が始まり、続いてお兄ちゃんたちも小学校が始まり、日常に戻ろうとしています。
そして、エダマメが風邪をひいてダウン
4日間布団の中で過ごしておりました。

きなこは、学校や保育園が始まったので、朝はバタバタ、夕方の子供たち帰宅ラッシュもバタバタ。
ハウスのトマトちゃんの世話にも行き、団子4つの要求を聞き、団子4つをお風呂に入れ、時々エダマメの様子も見に行き、とにかくなんだか目の回るような毎日。
ついでに、四男君の離乳食も始まり、抱っこ星人となった四男君をあやし、背中に四男君をおんぶして、立ってご飯を食べるという芸当までやりながら
過ごしておりました。

「うんっ、もう~」と泣き止まない四男君に困り果てたのも、産まれて以来初めてのことでした。

たとえば三男君の絵本を読んであげたり、四男君がぐずればちょっと抱っこしてくれたり、お風呂掃除や子供たちのお風呂係をしてくれたり
ちょっと食器を運んでくれたり、喧嘩の仲裁をしたり、といったことをしてくれるのはエダマメです。
ちょこっとしたことなんだけれど、そのちょこっとした協力がないと、きなこは毎日子育てと家事に押しつぶされてしまいます。

少子化だどうだと世間では言われていますが、やっぱり子供をたくさん産み育てるというのは、それだけ育てる側に余裕がないとできません。
きなこが感じるのは、それは経済的余裕(もちろんこれもすごく大事なんですが)よりも、心と時間の余裕です。
核家族の中で、お父さんの協力が得られないままお母さんが一人でたくさんの子供を育てるのは限界があります。
アメリカで授かった三男君も、アメリカでの毎日は家族のつながりが濃く、家庭を何よりも優先できる土壌があったからこその宝物なんです。
四男君は、エダマメが家に居ながら仕事をするというスタイルに変わったからこその宝物だと、思っています。
経済的理由で言えば、エダマメファミリーは今は無収入ですから、子供を育てるには決して恵まれている環境ではありません。
でも、それ以上の家族全員の協力が得られる環境であることが、何よりも大きいのです。
だから、たぶん少子化の解決のカギの一つは、家族が一緒に過ごせる時間が長く持てることなんだと思います。

そんな忙しい中(たぶん、忙しいからこそなんだけど)、きなこは大好きなパン作りで現実逃避
いやいや、そうやって自分をハッピーにしておかないと、心の余裕は生まれないもんね。

お正月のおせちの黒豆。
煮汁で、生地をこねて、黒豆パンに。
最初は、よくある黒豆パンの成形をしていたんだけど、

 

こんな成形にしちゃいました。

 

生地を小さく分割して、薄くして、黒豆を包み込んで、さやの形にする。
黒豆枝豆みたい

焼き上がりはこんなんです~

 

きなこが愛用している自家製天然酵母は焼き色が付きにくく、ちょっと色白。
割ってみると、さやの中から黒豆が出てくる感じで、かわいい。
ついでに、食べた時も、生地が薄いので、黒豆とのバランスも良く、まんべんなく黒豆と生地が食べられてGOOD
小さいから、団子たちも食べやすい。
あんこや煮豆の苦手な三男君も「あっ、いっこめのお豆出てきた、あっ、にこめのお豆出てきた」とうれしそうに食べてくれました。

と、きなこがこのパンの成形を思いついたような書き方をしてしまいましたが、これはあるベーカリーのパンを真似しました
大阪の靭公園近くの「TAKEUCHI]というベーカリー。
きなこは、某パンメーカーで働いていたんだけど、その時のマーケティングの時に見つけて大ファンになったお店です。
退職してからは一度も行っていないけど、ほんとうにそこのパンはおいしかったなあ。
そのベーカリーのオーナーの竹内さんが、自分のパン作りの思いを記した本があって、そこに載っていたんです。
TAKEUCHI では、オリーブを丸ごと包んで豆のさやのように成形したパンがあって、それがとても人気なのだとか。
きなこの黒豆さやパンはそのまねっこです。
竹内さんは、パンにも遊び心が大事で、それがお客様の気持ちをわくわくさせると。

遊び心、大事だよなあ。
毎日の生活の中で、遊びっていうものをプラスできるかどうかで、その質がぐんと変わるなあと。
遊び心=心の余裕 だもんね。
遊び心=心の余裕は、そこから相手を思いやる気持ちが生まれる。

さあ、今日も心に余裕持っていこう。







冬の手仕事

2014年12月31日 | 就農関連
きなこです。

団子4つを連れて、ぬくい神戸に帰省中です。
エダマメは神社の当番やら、トマトちゃんの世話があるので、一人でさみしく?のんびりと?年越しです。

神戸のマンションは丹波のおうちとはけた違いに暖かい。
おかげで、きなこのしもやけもみるみる完治
家事からも解放され、のんびりさせてもらっています
去年の年越しも、この神戸でしたが、つわりと切迫流産と戦っていたので、今年こうやって4つ目の団子も一緒に
にぎやかに年を越せるというのは、本当に幸せだなあと

丹波を離れる前に、冬の手仕事をたくさん。
年明けに丹波に戻ったときのお楽しみを、仕込んできました。

まず、柚子胡椒。
おとなりのおばちゃんから、冬至にたくさんのゆずをいただきました。
お風呂だけでは、もったいないので、今年は柚子胡椒に挑戦。

まず皮の部分だけを、白い綿をあまり入れないようにしてそぎ取り、
 
 

夏に収穫して、乾かしておいた(でもまだ半生なの~)韓国唐辛子を開いて種を取って、小さく切って、
柚子皮と一緒にフードプロセッサーに。塩も加えて、スイッチオン
 
   

本当は、青柚子と青唐辛子で作るもの。でも黄柚子と赤やら緑の唐辛子で作ったので、なんともポップな感じの柚子胡椒に。
1か月ぐらい熟成させるとおいしいのだとか。
う~ん、来月の鍋や湯豆腐が楽しみ

さてさて、その皮を使った柚子。
中の果汁も使わなきゃもったいない。
なので、柚子ポン酢も仕込みました。
果汁をしぼって、こして、煮切ったみりんとお酒、鰹節や昆布や干しシイタケとお醤油と合わせて完成。

   

こちらは、1週間後ぐらいから食べごろになるそうです。

そして、エダマメの手仕事。キムチづくり。
きなこもキムチ大好きだけど、唐辛子を手で扱うと、しもやけとあかぎれのきなこの手には痛すぎる
なので、これはもっぱらエダマメのお仕事。

塩漬けした白菜の水気を切り、少し干して、ヤンニョムというキムチのもとを葉の間に一枚一枚塗りこみます。
ヤンニョムには、夏に収穫した韓国唐辛子、にんにく、しょうが、ねぎ、りんご、イカの塩辛、アミの塩辛、甘酒なんかも加えて作りました。

   

ビニール袋で密閉して(キムチは嫌気性発酵をさせるのです)1週間。
自家製キムチは、市販の安いキムチにありがちな、甘味料の甘さがなく、発酵して熟成した独特の複雑なうまみがたっぷりです。

そして、今年のチャレンジ手仕事
麹を作ってみました。
甘酒にすっかりはまっているエダマメと甘酒酵母のパンにはまっているきなこ。
ついでに、麹を使った発酵肥料をエダマメは作りたいようで、いまエダマメときなこの関心は「麹」
これは、スーパーでも売っているけれど、やっぱり少し高い。
お米は安く手に入るので、麹も作ってみようかと。
幸いにも、近所の直売所で麹菌(もやし)も売っているので、挑戦してみました。
お米を浸水して、蒸して、ひと肌にさまし、もやしをふりかけ、よく混ぜます。

 

この緑のカビのようなものが麹菌です。

これを、家庭でならこたつの中とかで2日ほど育てるのですが、私たちには育苗ハウスがある
今トマトを発芽させている育苗マットは、一定の温度が保たれていて、麹を起こすには完ぺきな環境。
なので、麹もトマトの芽の横で、一緒にぬくぬくとその菌を増やしてもらいましょう。

で、2日後。

 

お米のまわりについている、もやもやしたものが麹です。
これで、エダマメは甘酒や発酵肥料を、きなこは甘酒酵母でパンが焼ける~

こうやって、いろんな手仕事をしていると、昔の人たちの知恵というか、自然の流れに沿った無駄のない生活の仕方に
すごいなあと感心するばかり。
インターネットや物流の発達で、遠い世界のおいしいものがなんでも簡単に手に入るけれど、
本当は、小さな世界ですべてを循環させていくことができるんだなと。
手間(時間)は多少かかるけれど、きとそれが本来の生き方で、究極のエコライフにもなるのかなと。
そして、そんなことを思いながらも、この手仕事の原動力はたぶん相当な食いしん坊にあるのかなと。

寒い丹波に戻るには、これくらいのお楽しみがないとね。

では、皆様良い年末年始をお過ごしください。
そして、いよいよ農業スタートしたエダマメファミリーをよろしくおねがいしま~す






わくわく どきどき

2014年12月24日 | 就農関連
きなこです。

今日は、クリスマスイブですね。
団子たちは、朝からなんだかとても嬉しそう。
そろそろサンタの存在を疑い始めた小学5年の長男君
それでも、プレゼントはもらえるものと期待しているようです。
さてさて、明日の朝が楽しみですね。

昨日は一足早く、クリスマスケーキ作り。
ブッシュドノエルなら、団子たちにもデコレーションできるかな~と、朝からスポンジ焼いてくるくる。
「ケーキ作ろうか~」の掛け声にわ~と群がる団子たち。
ちょっとぐらい変になっても大丈夫だよ~とデコレーションをおまかせ。
「わ~、木みたいになった~
「ぼくもやりた~い」
「きのこのせる~」
うんうん、楽しそう。

で、ちょっとぐらい変になったけど、できました。

 

そして、きなこはその横で、クリスマス恒例の三つ編みリースパン作り。
お世話になったご近所や、大ばあちゃんなんかに届けます。

 

クリスマス、なんだか忙しいけどこういうわくわくした気持ちって大事にしたいな。


そして、そしてついにエダマメの城、ハウスの本棟の建設が始まりました

 

寒い中、ハウス屋さん頑張ってくれています。
そしてこのハウスに定植させるのミニトマトの種まきも、数日前に終わらせました。
今は、育苗棟の苗ベットの上に、保温マットをひいて、さらにプチプチやビニールなどで覆いをして、ぬくぬくのところで
発芽を待っています

 

たぶん、家よりずっと暖かい贅沢な場所
元気に芽を出しておくれよ~

いよいよ、本格的に動き出した感じがします。
サンタを待ちわびる団子たちのように、わくわく嬉しくもあり、そして大丈夫だろうか?という違う意味でのドキドキもあります。
ただ、何度も思うのは、やっぱり前にしか物事は進まないということで、とにかく一歩一歩進めていきます。

うまくいくと年内にかわいい芽と出会えそうです。


念願のシュトーレン

2014年12月18日 | 就農関連
きなこです。
今日は、雪で真っ白の丹波です。

 

三男君も、昨日までは半そで半ズボンで保育園に行っていましたが、さすがに今日は雪遊びをするだろうということで、
長ズボンをはかせて、ジャンパーも着せました。
雪もこうやってたま~に積もると、団子たちには楽しいものです。

さてさて、12月も後半に入り、クリスマスも迫ってきました。
今年は、きなこの長年の夢だった「シュトーレン」を作ることができました。
きなこもエダマメもシュトーレン大好き。
クリスマス以外でも食べたいぐらい。
でも、このシュトーレン、お店で買うととてつもなく高いし、時には期待と違う味でがっかりなんてこともある。
だから、今年はお友達にも教えてもらって、きなこの愛用している自家製酵母を使って作ってみたのです。
シュトーレンというのは、ドイツの発酵菓子で、要はドライフルーツたっぷりのパン。
そして、作って初めて知ったんだけど、おそろしい量のバターを使います。
この巷では、バター不足の時期に、きなこはなんとかバターを手に入れ、念願のシュトーレン作りとなったのです。

まず、生地をこねます。
いつも焼くパンと違うのは、生地にこれでもかというくらいのバターを入れるのと、こんなに混ざるのか?というくらいの
ドライフルーツとナッツをいれることです。

 

天然酵母を使っているので、このまま一晩低温でじっくり発酵させます。

そして、中に入れるマジパンを作って、伸ばした生地にのせ

 

シュトーレンの形にします。折りたたむときに上の生地を短めに重ねるのがポイントだとお友達に教えてもらいました。

 

そして、もう一度発酵させ、オーブンで焼くこと約40分。
スパイスの香りが家じゅうにただよって、もーたまらなくおいしそう
焼けたら、熱いうちに、こんなにもという量のバターを塗りこんでいきます。

 

本なんかには、バターを溶かして、刷毛でぬりましょうと書いてあることが多いのですが、シュトーレン作りベテランのお友達は
「熱いパンに塗るから、ラップにくるんだバターを直接塗れば、刷毛もボウルも洗わなくていいよ~」と教えてもらい
なるほど~

そして、冷めたら粉砂糖をたっぷりふりかけて完成

 

でも食べるのは、このあと1週間ぐらいして生地がしっとり落ち着いたら。
なんとも手間のかかる、豪華なお菓子です。
お店で売っているのが高い理由も納得です。

クリスマスまでに、大事に美味しさをかみしめて頂きます。


焼き芋大会第2弾

2014年12月14日 | 就農関連
きなこです。
今日も寒い丹波です。

こんな日こそ、冬の遊びを
エダマメファミリーの焼き芋大会第2弾です。

今日は、きなこが前々からやりたかった「パン焼き」をひそかに仕込んでおきました。
発酵させたパン生地を棒に巻きつけて(うす~く巻きつけるのがポイントね)

 

たき火の落ち着いたところに立てかけて、じっくりと焼く。

 

時々くるくる動かして

 

こんがり焼き目がつけば、出来上がり

 

ここに、ジャムなんかをぬって食べてもいいんだけど、このままでも美味しい!
でも、きなこは横でマシュマロを焼き、溶けかかったところをパンと一緒にパクリ。
あ~しあわせなり
もちろん、おいももおいしく頂きました。

火があるだけで、体もぽかぽか。
団子たちもワイワイ楽しいし、寒いことも忘れちゃいます。

昨日、出かけたついでに期日前投票を済ませたエダマメときなこ。
今日はゆっくり時間があるので、これからサンタのために、クリスマスツリーでも飾ろうかと。
エダマメファミリーの、寒い日曜日の過ごし方でした