《「勝負の夏」から「決着の秋」へ!救う会ふくしまの戦い》
拉致被害者全員の帰国を求めて、市民グループが8月23日、JR福島駅前で署名活動を行いました。
署名活動を行ったのは拉致被害者の家族を支援する「救う会ふくしま」のメンバーで、拉致被害者・全員の帰国等を市民に呼びかけました。
「救う会ふくしま」の活動は今年で11年目となり、今は福島駅前を中心に各地で署名活動を行っています。
北朝鮮は7月、拉致被害者を調査する委員会を立ち上げていて、10年ぶりとなる今回の再調査が被害者の帰国に結びつくのか注目されています。
今回集められた署名は9月13日に政府に届けられます。
《特定失踪者・坂上良則さんについて》
◆氏名:坂上 良則
(さかうえよしのり)
◆失踪年月日:昭和51(1976)年8月10日
◆生年月日:昭和23(1948)年5月21日
◆性別:男
◆当時の年齢:28歳
◆身長:170cmくらい
◆当時の身分:ガソリンスタンド従業員
◆特徴:痩せ型
◆失踪場所:福島県原町市
【失踪状況】
当時本人は下宿住まいで、叔父の紹介で勤めていたガソリンスタンドまで歩いて通勤していた。
失踪当日普段と変わらず、いつも持って歩く手提げバックを持ち下宿を出る。
スタンドに出勤していないので、下宿に連絡するが普段通り出ていったとのこと。
北海道の親元にも連絡があり、両親が下宿先に行き部屋を見たが、何も持って出た様子もなく、今にもすぐ帰ってくるような状態であった。
《特定失踪者・熊倉清一さんについて》
◆氏名:熊倉 清一
(くまくらせいいち)
◆失踪年月日:昭和55(1980)年2月4日
◆生年月日:昭和24(1949)年11月7日
◆性別:男
◆当時の年齢:29歳
◆身長:165cm
◆当時の身分:蒔絵師(吸物椀や重箱などの高級漆器に絵を描いていた)
◆特徴:十二指腸の手術痕
◆失踪場所:福島県会津若松市
【失踪状況】
高校時代の友人Aさんが「新潟に行ったことがない」というので、本人の車に乗せて新潟へ向かったが、そのまま2人とも行方不明。
新潟県五泉町(現・五泉市)の親戚に向かったはずだが、親戚宅に姿を見せていない。
会津若松から新潟にかけて阿賀野川沿いを走る国道などを探したが、事故などの痕跡もなく、車も発見されなかった。
《福島県警公開特定失踪者・猪俣健吉さんについて》
◆氏名:猪股 健吉
(いのまたけんきち)
◆年齢:19歳(昭和34年当時)
◆住所:東京都練馬区
◆出身地:福島県南会津郡南会津町
◆職業:元会社員
【失踪状況】
昭和34年ころ、住込先から行方不明となっています。
《福島県警公開特定失踪者・澤田美智子さんについて》
◆氏名:澤田美智子
(さわだみちこ)
◆年齢:19歳(昭和47年当時)
◆住所:茨城県日立市
◆出身地:福島県いわき市
◆職業:元会社員
◆身長:150cmくらい
【失踪状況】
昭和47年2月27日、会社の寮から出かけたまま行方不明となっています。
《福島県警公開特定失踪者・箭内直輝さんについて》
◆氏名:箭内 直輝
(やないなおてる)
◆年齢:21歳(昭和54年当時)
◆住所:神奈川県横浜市
◆出身地:福島県白河市
◆職業:元大学生
◆身長:173cmくらい
◆体重:70㎏くらい
【失踪状況】
昭和54年4月ころ、横浜市内のアパートから行方不明となっています。
《福島県警公開特定失踪者・渡部宏英さんについて》
◆氏名:渡部 宏英
(わたなべひろえい)
◆年齢:18歳(昭和49年当時)
◆住所:神奈川県大和市
◆出身地:福島県耶麻郡西会津町
◆職業:元会社員
◆身長:170cmくらい
【失踪状況】
昭和49年4月9日、会社の寮から出勤途上行方不明となっています。
【拉致事件、再調査の現状】
北朝鮮による拉致被害者らの調査に関する初回の報告を9月第2週以降に行う方向で日・朝両政府が調整していることが、8月21日分かった。日本側は報告の内容を精査の上、疑問点をただしたりするための調査団を北朝鮮に派遣する準備に入った。複数の政府関係者が明らかにした。
最初の調査報告をめぐっては、両政府は7月1日の北京での外務省局長級協議で、「夏の終わりから秋の初め」に行うことで合意した。岸田文雄外相は8月10日にミャンマーで非公式に協議した北朝鮮のリ・スヨン外相に着実な調査を要請。
前後して両政府が水面下で接触した結果、安倍晋三首相が9月3日に内閣改造、6~8日の日程でスリランカとバングラデシュを訪問した後に、局長級協議を改めて開いて報告を受けることになった。
日本政府が認定した未帰国の拉致被害者12人について、北朝鮮はこれまで「8人死亡・4人未入国」と説明してきた。
今回の調査は金正恩(キム・ジョンウン)第1書記体制に代わってから初めて行われるもので、第1書記の父親の金正日(キム・ジョンイル)総書記時代に展開した主張を覆す形で新たな結果を示すかが焦点。また、拉致の疑いがある「特定失踪者」の安否情報をどの程度提示するかも注目される。
日本政府の調査団は、外務省を中心に拉致問題対策本部や警察庁などの担当者で構成される。
北朝鮮に一定期間滞在し、関係者への聴取や現地視察を行う方向だ。
【拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日(キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員の辛光洙(シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県の曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。
拉致被害者全員の帰国を求めて、市民グループが8月23日、JR福島駅前で署名活動を行いました。
署名活動を行ったのは拉致被害者の家族を支援する「救う会ふくしま」のメンバーで、拉致被害者・全員の帰国等を市民に呼びかけました。
「救う会ふくしま」の活動は今年で11年目となり、今は福島駅前を中心に各地で署名活動を行っています。
北朝鮮は7月、拉致被害者を調査する委員会を立ち上げていて、10年ぶりとなる今回の再調査が被害者の帰国に結びつくのか注目されています。
今回集められた署名は9月13日に政府に届けられます。
《特定失踪者・坂上良則さんについて》
◆氏名:坂上 良則
(さかうえよしのり)
◆失踪年月日:昭和51(1976)年8月10日
◆生年月日:昭和23(1948)年5月21日
◆性別:男
◆当時の年齢:28歳
◆身長:170cmくらい
◆当時の身分:ガソリンスタンド従業員
◆特徴:痩せ型
◆失踪場所:福島県原町市
【失踪状況】
当時本人は下宿住まいで、叔父の紹介で勤めていたガソリンスタンドまで歩いて通勤していた。
失踪当日普段と変わらず、いつも持って歩く手提げバックを持ち下宿を出る。
スタンドに出勤していないので、下宿に連絡するが普段通り出ていったとのこと。
北海道の親元にも連絡があり、両親が下宿先に行き部屋を見たが、何も持って出た様子もなく、今にもすぐ帰ってくるような状態であった。
《特定失踪者・熊倉清一さんについて》
◆氏名:熊倉 清一
(くまくらせいいち)
◆失踪年月日:昭和55(1980)年2月4日
◆生年月日:昭和24(1949)年11月7日
◆性別:男
◆当時の年齢:29歳
◆身長:165cm
◆当時の身分:蒔絵師(吸物椀や重箱などの高級漆器に絵を描いていた)
◆特徴:十二指腸の手術痕
◆失踪場所:福島県会津若松市
【失踪状況】
高校時代の友人Aさんが「新潟に行ったことがない」というので、本人の車に乗せて新潟へ向かったが、そのまま2人とも行方不明。
新潟県五泉町(現・五泉市)の親戚に向かったはずだが、親戚宅に姿を見せていない。
会津若松から新潟にかけて阿賀野川沿いを走る国道などを探したが、事故などの痕跡もなく、車も発見されなかった。
《福島県警公開特定失踪者・猪俣健吉さんについて》
◆氏名:猪股 健吉
(いのまたけんきち)
◆年齢:19歳(昭和34年当時)
◆住所:東京都練馬区
◆出身地:福島県南会津郡南会津町
◆職業:元会社員
【失踪状況】
昭和34年ころ、住込先から行方不明となっています。
《福島県警公開特定失踪者・澤田美智子さんについて》
◆氏名:澤田美智子
(さわだみちこ)
◆年齢:19歳(昭和47年当時)
◆住所:茨城県日立市
◆出身地:福島県いわき市
◆職業:元会社員
◆身長:150cmくらい
【失踪状況】
昭和47年2月27日、会社の寮から出かけたまま行方不明となっています。
《福島県警公開特定失踪者・箭内直輝さんについて》
◆氏名:箭内 直輝
(やないなおてる)
◆年齢:21歳(昭和54年当時)
◆住所:神奈川県横浜市
◆出身地:福島県白河市
◆職業:元大学生
◆身長:173cmくらい
◆体重:70㎏くらい
【失踪状況】
昭和54年4月ころ、横浜市内のアパートから行方不明となっています。
《福島県警公開特定失踪者・渡部宏英さんについて》
◆氏名:渡部 宏英
(わたなべひろえい)
◆年齢:18歳(昭和49年当時)
◆住所:神奈川県大和市
◆出身地:福島県耶麻郡西会津町
◆職業:元会社員
◆身長:170cmくらい
【失踪状況】
昭和49年4月9日、会社の寮から出勤途上行方不明となっています。
【拉致事件、再調査の現状】
北朝鮮による拉致被害者らの調査に関する初回の報告を9月第2週以降に行う方向で日・朝両政府が調整していることが、8月21日分かった。日本側は報告の内容を精査の上、疑問点をただしたりするための調査団を北朝鮮に派遣する準備に入った。複数の政府関係者が明らかにした。
最初の調査報告をめぐっては、両政府は7月1日の北京での外務省局長級協議で、「夏の終わりから秋の初め」に行うことで合意した。岸田文雄外相は8月10日にミャンマーで非公式に協議した北朝鮮のリ・スヨン外相に着実な調査を要請。
前後して両政府が水面下で接触した結果、安倍晋三首相が9月3日に内閣改造、6~8日の日程でスリランカとバングラデシュを訪問した後に、局長級協議を改めて開いて報告を受けることになった。
日本政府が認定した未帰国の拉致被害者12人について、北朝鮮はこれまで「8人死亡・4人未入国」と説明してきた。
今回の調査は金正恩(キム・ジョンウン)第1書記体制に代わってから初めて行われるもので、第1書記の父親の金正日(キム・ジョンイル)総書記時代に展開した主張を覆す形で新たな結果を示すかが焦点。また、拉致の疑いがある「特定失踪者」の安否情報をどの程度提示するかも注目される。
日本政府の調査団は、外務省を中心に拉致問題対策本部や警察庁などの担当者で構成される。
北朝鮮に一定期間滞在し、関係者への聴取や現地視察を行う方向だ。
【拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日(キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員の辛光洙(シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県の曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。