第二次世界大戦の終戦前後に現在の北朝鮮で亡くなった日本人の遺骨調査のため訪朝していた「全国清津会」のメンバーが9月13日、現地での活動を説明する報告会を開きました。
「長い間放りっぱなしにして申し訳ない。やっと戻って参りましたと精一杯の気持ちを込めて合掌しました」
(正木貞雄会長)
戦前戦中に現在の北朝鮮で暮らしていた日本人の関係者で作る民間団体「全国清津会」は、8月下旬からおよそ10日間北朝鮮を訪問。日本人の遺骨が埋葬されていると見られる場所を巡り、遺骨調査や法要等を行いました。
報告会では、今回訪れた5つの埋葬地について、現在の状況や発掘作業の様子等が説明されました。
「こういったことには順番というのはなくて、並行的にやっていけばいいのではと思っておりました」
(横田 滋さん。拉致被害者・横田めぐみさんの父)
報告会には北朝鮮による拉致被害者家族の横田 滋さんも参加し、拉致問題や遺骨収集には優先順位はなく、並行して解決すべき問題だと述べました。
全国清津会は今後、10月中旬をメドに再度の訪朝をめざして準備を進めていくということです。
◆昭和52(1977)年11月15日
少女拉致容疑事案
被害者:横田めぐみさん(拉致被害時13歳)
新潟市において下校途中に失踪。
平成16年11月に開催された第3回実務者協議において、北朝鮮側はめぐみさんが1994(平成6)年4月に死亡したとし「遺骨」を提出したが、めぐみさんの「遺骨」とされた骨の一部からは同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
平成18年4月には日本政府の実施したDNA検査により、横田めぐみさんの夫が昭和53年に韓国より拉致された当時高校生の韓国人拉致被害者・金英男(キム・ヨンナム)氏である可能性が高いことが判明した。
「長い間放りっぱなしにして申し訳ない。やっと戻って参りましたと精一杯の気持ちを込めて合掌しました」
(正木貞雄会長)
戦前戦中に現在の北朝鮮で暮らしていた日本人の関係者で作る民間団体「全国清津会」は、8月下旬からおよそ10日間北朝鮮を訪問。日本人の遺骨が埋葬されていると見られる場所を巡り、遺骨調査や法要等を行いました。
報告会では、今回訪れた5つの埋葬地について、現在の状況や発掘作業の様子等が説明されました。
「こういったことには順番というのはなくて、並行的にやっていけばいいのではと思っておりました」
(横田 滋さん。拉致被害者・横田めぐみさんの父)
報告会には北朝鮮による拉致被害者家族の横田 滋さんも参加し、拉致問題や遺骨収集には優先順位はなく、並行して解決すべき問題だと述べました。
全国清津会は今後、10月中旬をメドに再度の訪朝をめざして準備を進めていくということです。
◆昭和52(1977)年11月15日
少女拉致容疑事案
被害者:横田めぐみさん(拉致被害時13歳)
新潟市において下校途中に失踪。
平成16年11月に開催された第3回実務者協議において、北朝鮮側はめぐみさんが1994(平成6)年4月に死亡したとし「遺骨」を提出したが、めぐみさんの「遺骨」とされた骨の一部からは同人のものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得た。
平成18年4月には日本政府の実施したDNA検査により、横田めぐみさんの夫が昭和53年に韓国より拉致された当時高校生の韓国人拉致被害者・金英男(キム・ヨンナム)氏である可能性が高いことが判明した。