テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

スコップとシャベル、あなたにとって小さい方はどちらですか?^^)~今日のお店:立花の立ち飲み「おかもと」。

2017年04月27日 | 世の中

今日はちょっと歩きまっせ、

JR神戸線「立花」の駅から、そうやな~7~8分かな、



え?めんどくさい!?

なにを云うてますねん、これくらいの手間を惜しんだらあきません、

7~8分、歩いてでも行きたい店、そら理由がちゃんとあります、

そら、立花は駅前にもエエ店、エエ立ち飲みが何軒もありますけどね、

ここはテクテク歩いて行くほどの値打ちがちゃんとあります、

だまってついてきなはれ、ほんまにエエ店でっさかいに、

とか云うてるうちに着きましたがな、案外近いでしょ、

お、この時間やからすっと入れそうですな、ほな、入りましょ、

ところでね、

また、しょうもないことですけど、ちょっと聞いてもらえます?



いや、世の中、あやふやなことというか、なんかちゃんと決まってないことって案外あるんですな、

そう、あのエスカレーターの左右どちらを空けるか?なんていうのもね、



日本国内でもいろんなルールがある、東京と大阪では真反対のルール、

ま、エスカレーターなんてこの40年かそこらで発達した道具、

しかも、歩く人と立ち止まりたい人が出て来る、なんてのは40年前は想定外、

しっかりしたルール作りなんて、誰も必要としてなかったんでしょうね、



いや、それでね、これこそびっくりのあやふや加減最大級の話なんですけどね、



シャベルとスコップの話、知ってます?

そう、あの土をすくう道具のシャベルとスコップですわ、



エ!?シャベルとスコップのどこがあやふや最大級なんや?って、

そう思うでしょ、ほな、訊きますけど、

家の小さな花壇の土とかをこう整えたりすくったりするのは、あれはなんですか?

そら、スコップやろって、

なるほど~、アンタは生粋の関西人ですな、はい、分かります、



スイマセン、そちらの旦那さん、アンタはどう思います?

なるほど、シャベルじゃないかと、旦那さんは関東のご出身で?やっぱり、



そうですねん、この土をすくう道具ね、大きさによって呼び方が2種類あるんですけどね、

これがなんと!関東と関西で逆ですねん、さかさま、



ホンマですがな、ワタシも知りませんでしたけどね、なんかで読んだんですわ、

関西ではね、こう小さいほう、家庭で使う片手で土をすくう、あれは、、、

そうスコップですわな、

で、工事現場とかで使う大きいやつ、

両手で持って、足とか掛けて土をざくっと掘り返すやつ、あれは?

そう、あれがシャベルですわな、



そうです、ワタシの常識もその通りです、

でもね、関東ではこれが逆ですねん、びっくりでしょ、

関東では小さいのが「シャベル」で、大きいのんが「スコップ」なんです、



なんでこんなことになってしもたのか?

よう分かりませんが、もともと大きさで呼び名が違う訳ではないようなんですね、



調べるとね、「シャベル」は英語で、「スコップ」はオランダ語、

もともとはどちらも同じものを指す言葉やったみたいです、



それがいつのまにか、大きさによって呼び分けるようになって、

各地方でバラバラの呼び方になったようですな、



律儀な日本ですが、JIS規格なんかでも大きさによる呼称区別はないみたいで、

どちらが正しい、と云う事ではないようですな、



こんなことがあるんですな、ほんま、あやふやさ加減最大級ですわ、ねえ、



しかし、関東の女性と結婚したりしたら、ことでっせ、

スコップ買うてきて!云うたら、大きなシャベル買うて帰って来ますからね、

え!?そらないか、、、

しょうもないことシャベル過ぎですか、えらいスイマヘン、





【今日のお店:立花の立ち飲み「おかもと」】

「立花」駅から歩くこと7~8分、ワクワクドキドキの楽しい時間であります、

で、たどり着くのは立ち飲みの「おかもと」、



袖看板には“柳内酒店”とありますので、元は酒屋さんでしょうか?



ちょうどエエ感じのコの字カウンターには20人くらい立てるかな、

昼1時からの営業、いつも盛り上がっています、

まず料理が美味しい、





魚系も肉系も新鮮、天ぷらに串カツも自由自在、



で、日本酒も揃ってます、リーズナブルなお値段でエエ日本酒が楽しめます、




一合売りでも、ショット(100mlかな?)でも、



最大の楽しみは大将の軽やかなしゃべりとテキパキした動き、

お母さんとお姉さんへ、大将の素早い指示がバンバン飛んでます、料理に皿洗いにお勘定、

なにやら、一大エンターテーメントです、



歩く時間などすぐに元が取れるエエ酒場であります、

ぜひ、一度歩いてみてください、


 


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