なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事46~
先週の週間陽性率2.7%、安定して来ました、いろんなことが分かってきたような気がします、
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10月11日(日)までの1週間の陽性率は2.7%でした、安定して来ましたね、
これで6週連続2.7%~3.1%の間で推移していることになります、
先々週の1.7%というのは、民間検査機関の検査数を一括して計上した結果なので異常値です、
おおよその実質陽性率を推計すると2.5%~2.7%と思われます(独酌酔言的推計)、
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(各日までの1週間の平均陽性率)
陽性率 検査数 陽性者数
6月21日 0.5% 73911 435人
6月28日 1.3% 39103 526人
7月5日 2.6% 43392 1132人
7月12日 3.4% 57911 1980人
7月19日 3.8% 81922 3140人
7月26日 5.9% 80286 4742人
8月2日 6.0% 121121 7304人
8月9日 6.1% 164877 10094人
8月16日 4.5% 176032 7931人
8月23日 4.9% 143766 7033人
8月30日 4.4% 124531 5517人
9月 6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有
10月11日 2.7% 132914 3573人
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■現状をどう判断する
さて、GOTOキャンペーンやイベント観客数制限の緩和などは本格的に始まっている現状でのこの安定値、
どんな意味があるのでしょうか?
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最近、政府の専門家委員会(アドバイザリーボード)もあまり会見を行わないようなです、
(議事次第などは公開されていますが)
現状の見解を訊きたいところなのですがないので、ここは独酌酔言的な見解を書いておきます、
□感染拡大、今は安定期である
現状程度の感染はワクチンが出来るまで続くと覚悟しなければならない、
□GOTOやイベント観客制限の緩和はクラスター発生には繋がっていない
心配した9月4連休後の急激な感染拡大は無かった、
現状の日本の感染拡大防止マナー(マスク・手洗い・3密回避)に妥当性があると推測、
□クラスターはやはり飲み会、BBQなどで発生、長時間の密接がキケン
3密の中でもとくに“長時間の密接”がクラスター発生に直結、
BBQでの感染などから屋外でも長時間の密接は危険、
逆に野球やサッカー観戦の客のクラスター発生は無く、現状の観戦マナーも有効と推測、
選手の感染は主に会食飲食によるものと思われる、
□これからのインフルエンザ流行期に同時流行するのかが今後の焦点
これはまた初めての経験となる事象、
現状、医療現場の治療行為習熟度の向上で重症者・死亡者数を抑制しているが、
同時流行になると厚労省・保健所・医療現場、そして市民の行動がまたもや混乱する可能性がある、
この対応準備が肝要、
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■自粛一辺倒から経済再興へのシフト、
いろいろ意見はありましたが、結果的には(現状では)経済を回すのは正しかった、ということになります、
逆に云うと『厳しい自粛』は感染拡大を少し先延ばしするだけで、経済停滞に見合う効果は無かった、とも言えます、
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ワタシも自粛に賛成でした、米国NY市の自粛規制も正しかったと考えています、が、、、
この辺りは今後、科学者の方に感染メカニズムを解析する数式を示して欲しいな、と思っています、
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結局、コロナとは付き合わなければならない、コロナと一切縁を切ることは困難、
ウイズ コロナ とはなかなか薀蓄のある言葉です、
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■世界の情勢と、やはり少ない国内の感染拡大
10月10日現在、世界の感染者数は約3730万人、死亡者は107万人、
国内の感染者数は約9万人、死亡者は1627人、
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感染者トップの米国、感染者数775万人、死亡者21.4万人、
新規感染者数は1日@5万人超が続いています、
先進国でこの数字はちょっと受け入れがたい数字です、
大統領の失策と云っても過言ではない、
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インドはもうすぐ米国の感染者数を抜きそうです、705万人、死亡者10.5万人、
死亡者数で2番目に多いのはブラジルで15万人、感染者数509万人、
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やはり日本国内の感染拡大は小さい、
気になるその原因は未だ決定的な解明は成されていません、
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(何度も再掲)
◆やはり低めの東アジアの感染ピーク
何度も書いていますが、東アジアでの」COVID-19感染のピークは欧州や米国に比べると明らかに低いです、
この原因は未だ未解明、「交差免疫」というニューヒーローが登場しましたが、これもまだ解明研究段階、
(交差免疫についてはこちら ⇒ コロナウイルスの事36)
ヒーロー登場は嬉しいけども、無条件で飛びつくわけにもいかない、研究成果待ち、
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何度も再掲+追加事項 東アジアでの感染ピークが低い理由(候補)
① 初期の“クラスター潰し”戦略が功を奏した(初期の押さえ込みに貢献)
② 日本の高い衛生習慣(手洗い・マスク着用などの習慣)
③ 日本の距離のある社会習慣(握手・ハグはほとんどしない+靴を脱いで家に上る)
※36で追記 ⇒ トイレが清潔
④ BCG接種のラッキーパンチ(未だエビデンスなし)
※23で追記 ⇒ 山中教授も未だ注目
⑤ 外出自粛3密回避・都市間移動制限などの効果(絶対的効果も、実情は心もとない)
※23で追記 ⇒ 自粛なのに日本人はよく頑張りました、一部解除以降は緩んでいますが
※46で追記 ⇒ 外出自粛自体は感染ピーク低減にあまり関与していなかった可能性があります
⑥アジア人はコロナウイルス(SARS-Cov-2)に対するなんらかの免疫があるかもしれない
※37(今号)で追記 ⇒ 交差免疫の存在 東アジア人には過去の風邪体験などからCOVID-19への何らかの免疫が存在する?
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■ワクチンの現状
10月11日に公開されたこちらのサイトは分かりやすく現状を説明しています、ぜひ一読を、
新型コロナ ワクチンの開発状況は? ⇒
(タイトルが良くないな、現状以外にも基礎から言及しているので必読)
国内のワクチン接種の優先順位など興味深いです、
この図も興味深い、
ワクチン完成後の発症数の明らかな減少、
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また、今後の問題点もしっかり押さえています、ざっくりまとめると、
□ワクチンが全世界に行き渡るまでには時間がかかる
開発完成=感染終息ではない
ワクチン開発は経済競争でもあります
□ワクチンの効果の期間はまだ不明
免疫期間=どれくらいの期間免疫が保たれるのか?不明
年に複数回接種が必要?
インフルと同じように定期的接種で感染を抑制するしかないのか
□ワクチン効果の強さはまだ不明
どれくらい効果があるのか?再感染の可能性も指摘
インフルと同じように定期的接種で感染を抑制するしかないのか
それでもワクチンが切り札であることは間違いです、
今後の開発進展に期待しましょう、
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