テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

独酌酔言:「夜ごはん」!?とは云わないだろう!!と思いながら使ってしまうことあります

2023年03月07日 | 世の中

今日はごはんの話です、

言葉はどんどん変わっていくモノ、それは理解しているのですが、、、

やはり、若者の使う言葉に違和感を覚えることは多いし、若者言は使わないことが多い、

たとえば、、、

キモい=気持ち悪い  これは使いません、
エモい=気持ちが動く これも使いません
ディスる=非難する  これも使いません

でも、、、

ヤバい=本来は“危険”“危ない”というような意味ですが、

現在では、なんでもあり!!美味い、不味い、好き、嫌い、危険、大丈夫、

どちらも“ヤバい”です、

ほとんど感嘆詞になっています、

この“ヤバい”、、、たまに肯定的な意味でも使ってしまいます

別に若者にへつらっているわけではないのですが、なんかたまに心の中で肯定的に呟いています、、、

これはヤバいかな?
(どっちの意味や!!^^)

そして最近、ついつい口をついて出てしまうのが「夜ごはん」です、

夜に食べるのは「晩ご飯」な世代です、

だって、陽の回りは朝・昼・晩なんだから、

朝ご飯・昼ご飯・晩ご飯が正しいでしょう、と一途に信じて生きてきた世代です、

「夜ごはん」はなんか嫌!と思っていたのです、
(理由はわからないけど嫌!な人^^)

ところが、、、最近、たまに「夜ごはん」とか云ってしまいます、

あ~~、堕落してしまった、「夜ごはん」なんて口走るとは、なんて嫌な自分!!

とか、ちょっと思っています、

しかし、言葉は伝染するんですな、「夜ごはん」世代に籠絡されています、
(難しい単語を使えば良いというものではない!^^)

そして、言葉は移ろうもの、

そりゃそうだ、今ここに100年前の日本語を話す人がいたら、それはそれで奇怪であり滑稽であります、

言葉は移ろうもの、

こちらのレポートに寄れば、、、

「夜ごはん」は最近よく使われ出した言葉ではありますが、もはや間違いではないようです、

レポートによると食事の呼び方もたくさんあるようで、
(日本語って語彙多過ぎ!!)

朝食べる食事:朝ごはん・朝食・朝飯・朝餉(あさげ)

昼食べる食事:昼ごはん・昼食・昼飯・昼餉・午餐・昼

「昼の食事」だけは、単に「お昼」でも十分通用するとの指摘もなされています、

なるほど、たしかに「お昼」で通用します、

夜食べる食事は大きく2つに分かれて

夕ごはん・夕食・夕飯・夕餉

晩ごはん・晩食・晩飯・晩餉・晩餐

さらに「夜食」もあるとの指摘もあります、

なるほど、たしかにどれも使いますね、

強いて書くと「朝餉」「昼餉」「夕餉」はほとんど使わなくなりましたね、

「朝餉」はインスタント味噌汁の商品名と思っている人も多いはず、

「晩餉」(ばんげ?)に至っては初めて聞きました、こんな言葉もあったんだ!

ちなみに、“夕”と“晩”は時代の流れで変わってきたそうです、

電気が普及する前は、やはり陽の光がある明るい内に食べることが多かったので「夕ごはん」「夕飯」、

電気が普及しだしてからは、食べる時間がだんだん遅くなり「晩ごはん」「晩飯」になったそうです、

なるほど!

なので、「夕ごはん」~「晩ごはん」~「夜ごはん」と使う人がきちんと年齢的に分布しているそうです、

ワタシは「晩ごはん」世代ということだな、


「夜ごはん」は国語辞典の見出しにもまだ無いようですが、

近年「デジタル大辞泉」には『最近出来た言葉』として収録されたそうです、

『夕ごはんと晩ごはんの中間的イメージか?』とも書かれています、

「夜ごはん」が完全な市民権を得るのはそう遠くない

いや、すでに新しい日本語として定着しているのかも知れません、

そして、若者の間では「夜ごはん」の後に、すでに「夜飯」(よるめし)も登場しているようで、

そのうち、若い女性に『先輩、「夜飯」食べにいきましょ!』とか誘われるかもしれません

なんと、、、でも、、、

若い女性となら「夜飯」もエエかも、と心の呟きが、、、

はい!行きます!!^^)



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