シャーロック・ホームズ
長らく続いてきたBS3の『刑事コロンボ』のシリーズが終わり,新しく『シャーロック・ホームズの冒険』が始まった。1980年代の終わりから90年代にかけて放映された古い映画である。
コナン・ドイルのシャーロック・ホームズもので,最初に読んだのは『まだらの紐』だったと記憶している。中学生の時で,以来記憶にあるものを数えると12編上がったが,内容が定かでないものが多い。
今週は『美しき自転車乗り』で,読んだ記憶がある。その時,「自転車乗り」という言葉に違和感を覚え,それは今でも続いている。cyclistの訳だが,日本語にはこんな単語はなく,「馬乗り」のように行為をあらわしているようにきこえる。
ちょっと調べてみたら,この小説の題名”The Adventure of the Solitary Cyclist”は,訳者によってさまざまに和訳されていた。わたしの感覚に一番近いのは,日暮雅通氏の「ひとり自転車を走らせる女」である。
それはともかく,このテレビ番組,主演のデビッド・バーク演じるホームズは,わたしが描いていたホームズのイメージにぴったりである。いかにもコカイン中毒らしい,神経質な貴公子然とした端正な容貌は,ホームズそのものである。
楽しみに見ることにしよう。
パブ「シャーロック・ホームズ」
同上2階にある,ホームズの「居室」。写真はいずれも,2005年ロンドンにて撮影
保守と革新
朝日新聞9月3日の『交論』に,早稲田大学准教授の遠藤昌久氏が保守と革新について,論説を書いていた。その中で,氏が行った,政党を保守と革新の二つの極に位置付けるという調査結果が記されていた。
50代以上は,自民を保守,共産を革新と位置付けていたが,40代以下では,自民・共産を保守,維新を革新と位置付ける人が多かったという。
ちょっとびっくりし,なるほどと思い,面白いと感じた。
保守・革新の論説は、面白いです。共産が保守とは、ビックリ、でも、なるほどと納得です。維新が革新とは、驚きです!