あいさつ(補遺)
5月11日のブログにあいさつのことを書いたが,思い出したことが二つあるので,補足しておくことにする。
その1:
イギリスにツアーで行った時,ロンドンのタワーホテルに3泊した。
出かけるときに,例によってチップをマクラの上において出た。その日帰ってみると,メモ用紙に,「Thank you very much」と書かれていた。ピローチップにお礼を言われたことなどなかったので,やや感激し,その下に「どういたしまして」と記し,またピローチップを置いて部屋を出た。
帰ってみると,メモ用紙の続きに「神のご加護がありますように」と書かれていた。
心温まる思いでホテルを後にした。
タワーブリッジ。201012月12月ロンドンにて撮影。
その2:
海外に旅行する時は,訪ねる国のあいさつの言葉を覚えるようにしていた。
エジプトにツアーで行った時だ。
ホテルのレストランに,朝飯を食べに出かけた時,入り口に立っていたボーイさんに,「サラム・アレイクム」とあいさつしたところ,嬉しそうに「ワ・サラーム」といって,私たち夫婦をテーブルに案内し,コーヒーを持ってきてくれた。みんなそうしてもらっているかと見ていたが,そこまでサービスされたのは,私たちだけだった。
あいさつはチップに優るように思った。
なお,この挨拶はエジプトの留学生から教わったものである。意味は,「あなたに平安が訪れますよう」「あなたにも」ということである。
散 骨
旧知の仲間から,S・Y君の子どもたちが両親の散骨をするので,良ければ立ち会って欲しいとの電話があった。
今年で7回忌になるという。彼が亡くなってからもうそんなに経つのかと驚いた。
S君とは,彼が文学部から農学部の大学院に進学した時からの知り合いである。いろいろな場面をを共にした思い出は尽きない。中でも,彼が自分の信念を曲げて,わたしが陥りそうだった苦境から救ってくれたことは,感謝してもしきれないものである。得難い友だった。
散骨にはよろこんで参加させてもらう。そして,彼との思い出をあらためて語ることにしよう。
SROP WAR!
散骨に参加ときいて、仲間意識と絆の強さに感心しました。
挨拶は相手の存在を認める事でもありますね。
あ(明るく温かく)
い(何時でも・誰にも)
さ(先に・進んで)
つ(続けて)
と教えられた記憶があります。
散骨の件上島さんと同じ気持ちを抱きました。