はかせ社労士 ぼちぼちお仕事中!

社会保険や働き方にまつわる「よもやま話」をご紹介します。
(扱う法律の内容は概要です)

ワクワクするようなおカネ(社会保障費・国庫負担)

2010-05-16 | よもやまばなし働き方
 ニイガタに住みはじめて1年あまり。
海に山に、見聞(けんぶん)をひろめつつ、
書きためてきたこの“書きもの”も1年あまり。

 お仕事をおぼえるための見聞が多かったのですが、
このところお仕事をはなれたところで得るネタもふえてます。

ベーシックインカム論 熱気
(東京朝日(新潟)2010年5月8日25面)

 先日参加したベーシックインカムを語るつどいもそのひとつ。
すべてのヒトに現金を手渡すという、社会保障の新しい考えかた。
スズキみたいなナマケモノがふえる、といった声もありますが、
実際に手にしたらどんなことができるだろう、
といったワクワクするハナシもあったり。

 実現までの道のりは険(けわ)し そうですが、
似たような考えかたですでに根づいているものもあります。
しくみはイロイロですが、すべてのヒトの健康保険をカバーする「国民皆保険」。
イロイロゆえ、おサイフがアップアップなところが多いのですが。

健保 6割強が負担増 改正健保法成立 財政難の協会けんぽ救済
(東京日経(新潟)2010年5月13日4頁)
※「ニュース特集 支援金への総報酬制導入で922の健保組合が負担増に」
(『週間社会保障』No.2597 6頁)も

 おなじ「健康保険法」の仕組みで健康保険を行っている、
全国に1500くらいある健康保険組合(健保組合)が
協会けんぽ」のおサイフを支えることに。

 その健保組合、大きな会社でつくられることが多いので、
そこで勤めるヒトの福利厚生として、
会社が負担する保険料を多めにすることもできることになってます。
健康保険法第162条

独法の健保負担 国交相「折半に」
(東京朝日(新潟)2010年5月15日7面)※厚生労働省からは“要請”も

 “仕分け”で注目の「独立行政法人」(独法)
そこに勤めるヒトはお役人ではないので健康保険を使います。
(お役人の場合は「共済組合」)

 ただ予算の多くが“税金”なうえに、借金も多めのところもあるのに
つくった健保組合で勤めるヒトを“優遇”するのはいかがなもの?
と“仕分け”られるらしい。

 スズキの前の勤め先は「国立大学法人」の大学。
勤めるヒトは「独法」と同じでお役人ではないのですが、
健康保険はいまだ文部科学省共済組合

 働きかたや暮らしかたにかかわらず、
最低限の生活費が保障されベーシックインカム)、
命を守る仕組みもみんな保障され健康保険制度の一元化)。

 みんなにやさしく、みんなにわかりやすく、みんなで創っていきたいものです。

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