【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフスイング◆ロブショットって知ってますか?

2018年06月03日 15時20分27秒 | ゴルフ



一般的な「飛距離不足」のメカニズムとは
どういうことなんだろう。

それはこういう事なのです。

ロブショット…ってわかりますか?
グリーンは目の前にあるんだけど
木があったり、グリーンがすごい傾斜だったり と
どうしても 距離に対してとても高い弾道や特殊なスピンを
必要とする場合に行う まあ本当に特殊なショットです。
遊びのギャンブル的な感じで
ロブショットをするのは楽しいですけど、
スコアなり、成功率なりを考えると
そのショット以外に選択肢がない時点の方が問題な訳で
出来れば選択したくないショットです。



プロの試合でもたまに出てきますが
そのさまを見たことがありますか?

そうですね 30もしくは50ヤードを打つのに
かなり 大きくしかも速く振ります。
技術的にも ロフトを寝かして
入射角度も緩め
ボールの底をこするように振って
ボールの初速は出さずに 
打ちだしの弾道を高くする特殊なショットで
ショットの中では最難易度 
と言ってもいいほどのものです。

ウエッヂのヘッドスピードは
ドライバーのヘッドスピード 40㎳の人が
フルショット 70ヤード位のショットを打つのに
25~30㎳弱位です。
ウエッヂで 30ヤードに普通に打つとしたら
ヘッドスピードは20㎳も要らないでしょう。
ところがロブショットの場合は
30ヤードを打つのにも 25~28㎳は不可欠です。
また ロフトが非常に寝ている状態を作り出し
緩い入射角度という クラブの機能を無視するような
使い方をするので 大ミスの可能性だけでなく
プロの練習量をもってしても
均一な距離、弾道を打つのは至難の業で
ショットの中では 曲芸に近いギャンブルショットです。

もう…この展開からお分かりと思いますが
一般の多くのアマチュアがアイアンであっても
ドライバーであっても
ロブショットを打とうとしています。

故にヘッドスピード信仰に陥るのです。
アプローチに限りませんが、飛ばしたいというよりも
ロブショットをショットの基礎としている限り
速く、大きく振らないと距離が全然出ませんし、
ミスが出やすいショットではあっても、
そのミスを防ぐというか、隠すのもスピードなのですから…。

ロブショットですので ヘッドスピードを45㎳にしても
ちゃんと「普通にショットする」37㎳の人を同等
もしくはそれ以下しか飛びません。
ショットの難易度も 普通にショットするものに比べると
数倍以上 毎回偶然待ちのような状況…です。



まあ 究極のインテショナルこすり球 なのですが

クラブの基本機能である 長い棒の先に重さのある
という機構を無視して振るので
スイングの度に そのクラブの作り出す不可抗力の為
体の姿勢が変わってしまいます。
これが ロフト角度や入射角度の関係を
毎回 毎回変えてしまうので
前述のとおりミスだけでなく、同じような球は打てません。

転がしても寄せられるシチュエーションの時でも
上がるアプローチショットを選択している人は
この点 要注意です。

ふり幅で距離を調整するべき とは思いませんが
最低限のヘッドスピード、最低限のスイング幅で
狙いの距離を打てた方が安定度も高く
逆にそれが ショット全体の距離の棚上げにもなるのです。

ショットはアプローチ、パターストロークも含めた
アプローチから改善するべきだと思います。
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